宮島七浦めぐりと6-12ハウスの麗しき機能 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

先日、広島のすどうゆうこさんのサロンで占星術のセッションとワークショップを開催させていただきました。その後は恒例のお遊び企画で宮島です。広島では2月の節分--立春時に宮島へ行くのが近年の恒例となっておりますが、今年は諸事情で5月となりました。

 

私をオーガナイズしてくださるサロンオーナーさんも、ご参加してくださる方々も「遊びも学びも好き」という方が多くて、うれしい限り。5月の終わりとあって季節的に適度に暖かく、しかし暑すぎずでとてもよかったです。


ワークショップを終えて、夕食を済ませてから向かったので、宮島に着いたのは20:00頃でした。宿に荷物を置いて、しばし散策を…。ちなみに宮島の宿はコロナ渦中の2~3倍に軒並み高騰中。まあ、日本全国そうですね。

 

 

夜道をてくてくと歩いて、大改修が終わった大鳥居と3年ぶりの対面です。すごく美しいですね。ここ数年、工事中のマンションみたいになっていましたが、やっぱり大鳥居こそが、この島のシンボルですね。

 

ちょうど干潮の時間だったので、大鳥居の目の前で写真を撮って、またすこし引いた全体が見えるところで、しばし瞑想タイム。すごく充実です。歴史の重みと海と山に満たされます。

 


翌朝は有志で弥山への登山があり、いつもは私も参加するのですが、ちょっとお疲れ気味だったのでパスして、宿の温泉でまったり。その後に朝の散策へ出かけました。

 

まずは千畳閣へ。高台に建ち、四方が吹き抜けている千畳閣での朝の瞑想は格別です。日中は混むのですが、朝の時間はほぼ貸切でした。

 

 

ここ、すごく気が良いのですよ。弥山から海へ風が吹き抜ける通り道にあり、いつまでも延々と座っていられる快適さ。瀬戸内海のフェリー航路を船が行き交うのを見下ろしながら、静かに過ごします。

 

 

高台から降りると、厳島神社です。朝から結婚式、修学旅行生、外国人観光客で賑わっております。今年はほんと、木星牡牛座らしく、どこも楽しく穏やかな雰囲気で満ちていますね。

 

 

その後はみんなと合流して、七浦めぐりへお出かけです。いつもお世話になっている毛利丸さんが、今年は遊覧船タイプの船からクルーザーに変わったのですが、これはこれで速くて爽快!快適で楽しい航路となりました。

 

七浦めぐりも恒例なのですが、これは宮島をぐるっと取り囲むように祀られている七つの神社を海上から参拝するコースです。宮島を守るために祀られたこれらのお社は厳島神社の管轄下にあり、公式の神事でも同じルートをめぐります。

 

 

神社やお寺、教会といった聖域は、占星術でいうと12ハウスに該当するエリアですね。日常生活とは一線を画した、切り取られた特別な場所といえます。

 

そこで私たちは神さまや仏さまの一部に触れていきますが、それには儀式が必要となります。儀式を象徴するのは、12ハウスの向かいの6ハウスですね。

 

作法や祈りの詞があり、そのひとつひとつのプロセスを経て、特別な聖域へと近づいていくのです。それをせずに聖なる存在に近づくのはとても危険な行為といえます。

 

ですから、更にグッと深くへ近づくには修練が欠かせず、心身を鍛えることになります。通常はそうやって修行をした神職者さんやお坊さんが仲立ちとして、神さまや仏さまと参拝客をつないでくれるわけです。

 

神域をある形式で祀り、毎日の祈りと浄めを欠かさず、しっかりと整えて保つのも6ハウスの働きです。6-12ハウスの協働によって、見える領域と見えない領域とがつながり、機能するんですね。

 

海上のお社も美しく保たれております。七浦めぐりをさせていただくたびに、いつも心ときめくのでした。