RRRとインドの情熱 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

先日、観た人全員が口をそろえて「面白かった!!」と絶賛する『RRR』を、ようやく劇場で観ることができました。

 

 

いやいや、本当にめちゃくちゃ面白かったです。あっという間の3時間!!

 

あらゆるシーンが盛り盛りのテンコ盛りで、劇団☆新感線とか、コテコテのノリが好きな人なら、たまらないでしょう。ちなみに人はいっぱい死にます。

 

180分のあいだに、アクション映画のクライマックスに相当するであろうシーンが3回ぐらいはあります。映像のお祭り状態に、どこを観てよいのか……脳内の処理のほうが追いつきません(笑)

 

ストーリーはわかりやすい、一本道です。

 

イギリス総督夫人にさらわれた妹を取り戻すために、デリーへやってきた大地の女神に愛されし戦士ビームと、真に国を救うために身元を隠して警察官として立身出世をめざす愛国戦士のラーマ。

 

ふたりが素性を知らぬまま偶然出会うと、瞬く間に友情が育まれて、親友同士になっていきます。しかしビームは妹を取り返さなくてはいけないし、ラーマは敵するものを排さなくてはならず……さて、どうする!?という展開です。

 

インドは2020年代に中国を抜いて現在、14億人を有する世界一の人口を誇ります。Wikiによると2060年代に17億人のピークを迎えるだろうとあります。9000万人を割り込むだろうと見られている日本とは逆にこれからが盛りの国ですね。

 

そんな14億人のなかのトップスターともなると、ルックスも演技もアクションもダンスも歌もスーパーです(笑)

 

ふたりのイケメン・ヒゲマッチョが3時間の映画の9割方を占めていると思いますが、アカデミー賞の歌曲賞を受賞した『ナートゥ・ナートゥ』のダンスは圧巻です。あれだけまたスクリーンで観たい…(笑)

 

 

映画の舞台は1920年代のイギリス植民地時代のインド。主役のふたりは当時の独立運動で活躍した実在の人物を脚色して「もし彼らが出会っていたら…」という設定らしいですが、200年の長きに渡るイギリス支配の不満を全部まとめてこれでもかというぐらい大爆発させたような内容です。

 

ちなみに主演のふたりですが、ビーム役のNTRラーマ・ラオJr.は牡牛座、ラーマ役のラーム・チャランは牡羊座です。

 

インドが独立したのは1947年8月15日です。実際にインド共和国として法が制定されるのは1950年1月26日ですが、独立記念日のほうがインド人にとって重要な転機であることは間違いないでしょう。

 

 

彼らの悲願が伝わってくるかのような、太陽・月・水星・金星・土星・冥王星と実に6天体が獅子座に位置する日のチャート。

 

自分たちの手で、自分の国と誇りをつかむのだという熱い思いが伝わります。もう二度と誰の支配下にも置かれないぞ、という誓いのようなものを感じるチャートですね。

 

現在のインドは国内生産志向、外国資本からの独立、宗教支配からの脱却等をはかりつつ、先進国に入るべく躍進中。

 

アクション・ダンス・愛と友情と涙と盛り盛りのボリウッド映画も、てんこ盛り獅子座の国の一大娯楽ですね。スターはどこまでもスーパーにカッコよく…という獅子座の神髄をRRRで再認識しました(笑)

 

インド共和国の建国図を見ると、太陽は水瓶座となり、この独立記念図とは対極にありますが、いずれにしても、冥王星水瓶座期にかなりの変貌を遂げることが予想されます。

 

建国図のほうでは太陽・金星・木星が水瓶座に入るのですが、独立図の獅子座6天体と相まって、それらの惑星が次々と冥王星によって力が解き放されて、変容していきます。

 

おそらく冥王星が水瓶座に滞在する20年のあいだにインドは大躍進を遂げて、中国に追いつけ・追い越せの経済大国になっていくだろうと感じます。人口第一位の国が本気出したらヤバイですよね。

 

ということでRRRをきっかけに、インドの建国図を読み、インド関連の投資信託を長期保有で買っておこうと心に決めたのでした。きっと20年でめっちゃ上がるはず。みなさまも、ぜひ(笑)

 

RRR観た方は話しかけてください(笑)