2023年4月20日13:12に2度目の牡羊座の新月です
部分日食にもなる新月ですが、月は17分後に、太陽は4時間後に、それぞれ牡牛座へと移動します。
そんなぎりぎりの牡羊座のきわの新月が、こないだ水瓶座に入ったばかりの冥王星とスクエアの角度となります。
牡羊座は「I am」という自分自身を象徴するサインであり、その最後の度数のサビアンシンボルは「アヒルの池とその子供たち」という 「いろいろな経験を経て、私は身の丈に合った自分の生き方を見つける」というものです。
他者と比べることなく、自分の直観と正直さを活かして生きるという……そこに冥王星が触れることによって、もっと、これまで以上にそうなるように、後押しされることになるでしょう。
冥王星は触れたものに対して、さなぎが蝶へと羽化するように、その姿を変容させることをうながします。
そこにあった秘密を暴き、隠されていた力を引っ張り出してきて、つまびらかにするでしょう。それは解体であり、内側で押し留めていたものを放出させて、そして新しい別の形へと紡ぎ直させます。
そのような星の導きによって、誰もの生き方がより深く成熟するときです。
社会の変化に合わせて、自分も変わる。
隠れていた輝きが、内から漏れていくときです。
しかも日食となるため、この影響はいつもの影響より長めに、半年ぐらい続くでしょう。
今回はほんの少し欠けるだけの部分日食で、関東より西の一部の太平洋側の地域でのみ、見ることができるようです。
この4月20日から10月後半ぐらいまでの期間は、どんどん自身が変わっていくことになるでしょう。
働き方、暮らし方、自分の土台、表現の方法……お店でいえば新装開店のようなものといえるかもしれません。内装も看板もメニューもコンセプトもガラッと変えて、新たに再スタートするときです。
しかもそれがすぐにバシッと定まるというよりも、試行錯誤しながら、時間をかけて方向性をすこしずつ見出していくような感じです。
「本当にいいのかな?」と迷うときは、実際にやってみることで、見えてくるものがあるでしょう。牡羊座の後押しがありますから、成否を気にせず、やりながら、創っていくのがベターです。
現在、水瓶座に入ったばかりの冥王星が、ものすごい勢いでテクノロジーを日進月歩で進化させています。これはすなわち、私たちの内部のしくみの進化にも通じるものがあるでしょう。
その瞬間に画像や音楽や文章を創作する、生成AIの台頭が著しいものですが、これは私たちを動かしている構造もそのように「念入りに準備してから作り出す」というやり方から、もっとダイレクトにその場で生み出していくようなものが、もっと採用されていくのでは、と思わせます。
思いつきとひらめきの連鎖によって、生み出していく。何をするのか、直観で選んでいく。
もう充分に持っている過去の経験を信頼して、柔軟で軽やかに楽しく羽ばたいていく新月です。