押したり、引いたり、また押し返したり | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

本日は天秤座の満月で、現在は太陽と木星が牡羊座に位置しております。

 

この牡羊座-天秤座は人間関係のバランスでもありますね。

 

牡羊座という星座のめざすゴールは「社会の中で悠々と明るく元気に自分らしく生きていくこと」に尽きるでしょう。牡羊座のサビアンの最終度数は「アヒルの池とその子どもたち」ですが、これは「私は私として生きること」の完成でもあります。

 

しかし、そこに至るためには、向かいの星座である天秤座の性質を自身の内側で養っていくことが欠かせません。

 

これは何も「牡羊座生まれの人」の話ではなく、すべての人にとっての「自分として生きること」の話です。

 

天秤座の性質が未熟なままでいて、牡羊座の性質だけが強く働くと、横暴でワガママ、自分勝手で空気が読めない…という個性となり、当人は好きにやれているかもしれませんが、通常は周囲から嫌われて孤立することになります。

 

前に書いた気がしますが、牡羊座を支配する火星アレスは、神界の嫌われ者なんですね。

 

逆に牡羊座の性質が未熟な場合、いつも不安定で自信がなく、元気もなく、周りに流されやすく、振り回されやすい個性になるでしょう。

 

これは牡羊座や天秤座に星がなくても、対人関係において、必ず私たちが体験するものです。

 

天秤座の性質はバランスをとることにあるので、牡羊座の性質と合わせて、これが成熟すると、私たちは目の前の相手の強さに応じて押したり引いたりができるようになります。

 

目の前の相手に圧倒される、押し負けるということがないようにするためには、実際に普段から強く主張するかどうかはともかくとして、マックスの出力量を増強しておくのは有効かもしれません。

 

ちなみに牡羊座を鍛えるのは、筋トレが一番です(笑)

 

 

強い意志とパワーでダンベルを押し返して、物理でも、精神的にも、火星力を高めましょう。

 

そうすると強い相手が出てきたとき、あるいは集団の同調圧力に押し負けない自分が出てきます。大勢の人に主張するにも、これが必要ですね。

 

今、大阪では市長と知事のダブル選挙で連日盛り上がっているのですが、こないだうちの近所に吉村洋文知事が来たので、演説を聴きにいったんですね。彼は太陽・水星が双子座なので、話がうまくてわかりやすいのはもちろんなのですが、それ以上に熱量がすごくて、聴衆を圧倒するんです。


彼の火星と木星が牡羊座で合。スーパーの前で150人ぐらいの聴衆に押し負けることなく、むしろ、みんなを熱気に巻きこむ感があり「さすがだな~」と感心しておりました。

 

私は演説を聴くのが好きで、どの政党であろうと出くわすとちょっと聴いてみるのですが、そのとき内容ではなく、パワーとか熱量とかのみんなを引きこむ能力とか、そのバランスを見るんです。

 

やっぱり現職で活躍して、名を馳せている人たちは圧倒的にこれが長けていて、この能力をカリスマと呼ぶわけですね。

 

これもやっぱり牡羊座の力なんですけど、ここでも天秤座のバランスが必要で、それは相手に届くように、理解できるように熱量を合わせるということです。それをしないと、ただの熱くてうざいおやじの説教みたいになって、みんな、逃げ出してしまいます。

 

相手を喜ばせたい、期待に応えたいというのは天秤座の性質であり、自分を貫きたい、押し通したいという牡羊座の性質と合わせて、このバランスが商売でも政治でもパートナーシップでも欠かせないな~と、天秤座の満月につくづく感じるのでした。