ソウルの梨泰院でハロウィーン前に起きた事故では、多くの若者が犠牲となり、本当に痛ましく、残念に感じています。
押すように煽っていた集団がいたとか、通報に対して現地の警察の対応が後手後手になっていたとか、あとからいろいろ言われていますが、さまざまな要因が重なったのだろうなと思います。
事故の起きた日の前日に木星が逆行して魚座に入り、海王星に近づいて、火星とスクエアの角度を作っていました。事故当日の夜は、月が射手座の29度にあり、ぴったりと、この星とTスクエアになっています。
この木星-海王星に対して火星のスクエアのコンビネーションの特徴のひとつとして、コントロールできない形で盛り上がり過ぎるというものがあります。集団ヒステリーのような、熱狂の渦が過熱しすぎるというものです。
それが逆に振れることもありますが、木星を支配する射手座に月があることで、木星の意味が二重に強調されるような形で、このコンビネーションの酩酊感を膨張させたといえるかもしれません。
そういう意味で誰が悪いというよりも、個々が持っている潜在的な欲求が、集合的なものに膨らんで、方向性を見失ってしまったように感じられます。
月は私たちの気分や雰囲気を支配して、これは非常に強力です。個人は集団の持つ雰囲気に簡単に呑み込まれてしまいます。
これからもしばらくは、火星---木星・海王星に対して、月や何かしらの惑星が角度を作る日は、情緒が揺れやすく、繊細になって、社会的な雰囲気に巻き込まれやすいので、すこし意識的に過ごしたほうがいいかもしれないですね。
11月19日(土) 午前~夕方頃に、乙女座の月とTスクエア
11月25日(金) 午後~夜中まで、射手座の月とTスクエアです。
特に蠍座のシーズンは、もともと集合と一体化しやすい傾向があるので、ゆったりと落ち着いて、自分のペースを保ちながら過ごすことを意識すると良いかもしれません。
事故で犠牲になった方々に、本当に心からご冥福をお祈りしたいと思います。