【満月】2022牡牛座満月★本当に欲しいものは? | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2022年11月8日20:04に牡牛座の満月ですおうし座


皆既月食で、天王星食でもある、スペシャルな満月ですね。

 

18:09頃から欠け始めて、食のピークは満月タイムにほぼ近い19:59頃。20:42に食の終わりとのことです。

 

 

そしてこの時間には同時に天王星食も起こります。望遠鏡があれば、見えるかもしれないですね。

 

昨年も11月に月食があって、京都の東福寺で紅葉と共に見上げたことを思い出しました。

 

 

月食が起こるには、月の通り道である白道上の月が、黄道との交点付近で満月を迎える必要があります。白道と黄道の交点とは、ドラゴン・ヘッド&テイルでもありますね。

 

今回はドラゴン・ヘッド付近で起こる満月で、チャート上では月と天王星とドラゴン・ヘッドが空の東の11ハウスにおいて、ほぼ同位置のコンジャンクションとなります。
 

 

これが意味することは、私たちの日常の安定した基盤が加速的に変わっていくと­いうこと。ドラゴン・ヘッドは現実に新しい要素を持ち込みますが、天王星は新しい見方や方法をもたらすことで、固着化しているものを解放しようとするでしょう。

 

しかし同時に牡牛座はそれに抵抗もしようともします。ですからそこには、変わろうとするエネルギーと、変わるまいと抵抗するものとのあいだに葛藤と緊張が生じるでしょう。

 

現在、水の星座に5天体が集まっているので、その葛藤や緊張が増幅されて、内側で心が揺れることを感じる人もいるかもしれません。

 

揺れるときは、揺れを止めようとするのではなく、むしろ意識的に揺らすことでそれを解放するほうが良いでしょう。感情は感じられることによって、カタルシスされます。

 

慣れたやり方や場所から離れたくないという、強い思いが私たちの内側にあります。しかしすでに、その慣れたやり方や場所がいまの自分のサイズと合っていなかったり、実際にそれでは実りが得られなかったりすることも、実感しているかもしれません。

 

それでもなお、変化を阻もうとしているものを、月食の満月がグッと変革させてしまうのでしょう。

 

 

2018年5月に天王星が牡牛座に入ってから、4年半が経過しました。あと3年のあいだに天王星は牡牛座の象徴するテーマを徹底的に進化させ、改造してから、双子座へと移動します。

 

牡牛座が象徴するのは生きる喜び。愛し愛される喜び。豊かに暮らすこと。安定的で安全な人生。その土台としての大地でもありますね。

 

牡牛座のシーズンは4月後半から5月後半までの新緑が輝く、やさしく爽やかな命の息吹があふれる季節。豊かでやさしいパワーの満ちた生き方を、すこしでも長く続けようとする、すこやかな生命力の象徴でもありますね。

 

天王星がもたらすものは進化です。豊かですこやかに生きていくために、人生の基盤である、生き方や働き方をバージョンアップさせるときだと言っているのでしょう。

 

牡牛座はひとたび構築した慣れたやり方をくり返すことを好みますが、風の時代に入ったいま、人間社会は日進月歩で進化しています。いつも通りにしているだけで、周囲の風景がどんどん変わってしまうかもしれません。


これからも豊かでやさしくパワフルに生きるために、いるものといらないものを選り分けて、いまの自分のサイズにピタリと合うものに、ダウンサイジングする必要もあるでしょう。

 


 

牡牛座は所有のテーマを持ちますが、これほど難しく、私たちを困惑させるものはないと感じます。

 

社会の印象やCMによって、さまざまなものが欲しいと思わされますし「欲しい」という欲求の背後には、あまりにも複雑な愛に関する心理的な要因が隠されています。食べても食べても満たされない人がいる一方で、何も食べたくないという人もいるでしょう。
 

いま未来が見えにくい状況にあることで、防衛本能から、必要以上の所有にしがみつく傾向があるかもしれません。

でもいまは自分軸に立ち戻って、これからの人生において本当に必要なものをきちんと思い起こしてみると良さそうです。そして何かを実らせるためには、別の何かを手放すことも必要です。

 

自分の中心に置いておきたいものと、もうそんなに必要ではないもの。意図を向けて、熱意と時間をかけたものが人生の中で育まれていきます。
 

人生の中で欠かせないものは何でしょう?
本当に欲しいものは、何でしょう?

 

改めて意図することで、人生をバージョンアップしていきたい天王星食の満月です。