【夏至】2022夏至★心を感じながら、じっくりと育む | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2022年6月21日18:15に太陽が夏至点を通過しますかに座


陽が極まる夏のはじまりは、万物の育成が最も際立つ季節。

 

夏至図を見ると、ほとんどの星が2・3・4・5という、天ではなく、地平線の下、私たちの足元のハウスに位置していて「大地を豊かに耕すぞ!!」という意欲を感じさせます。

 

 

上昇宮の射手座と月・火星・木星が牡羊座という火のサインにあり、新しい土地をどんどん切り拓いていこうという、開墾するかのような勢いが、いつもの日常、いつもの場所、自分の所属しているところ、家庭や居場所、土地に向けられるのでしょう。

 

土地を日本として考えると、日本の再スタートのときだといえるかもしれないですね。

 

いつもの場所、いまここから意欲を新たに、これまでとは異なる活動を始めていこう!という雰囲気です。

 

それはそれぞれの場所の中、あるいは個人の気持ちの中で高まり、始まっていくものなので、ひとつひとつは小さなものかもしれません。

 

しかし、誰の内側においても、多かれ少なかれ気持ちが切り替わっていくような、何かを始めていきたくなるような、軽やかさとチャレンジ精神とが芽生える夏となるでしょう。

 

 

だけれどもそれは、決して何もかもスムーズに進んで、すいすいと結果が出るものではなさそうです。この星の配置をみると、各々のなかで始めるチャレンジにおいて、何かしらの葛藤を感じながら進む道となるような気配があります。


早く結果が出てほしい、展開していってほしいと願う思いとは裏腹に、なかなか形にならない、思うように展開していかないこともあるでしょう。

 

逆に、もっとゆっくり時間をかけてやりたい、落ち着いて、ひとつずつ向き合っていきたいと思っているのに、やらなきゃいけないことが次々と押し寄せてきて、背後から急き立てられるような、焦りを感じる気分にもなりやすいときです。

 

この気持ちと現実のズレ、意欲と結果のズレが、微妙な葛藤として、フラストレーションを生み出すかもしれません。

 

ひとつ、覚えておきたいのは、月・火星・木星と3つの星が牡羊座に集まることで、私たちの意志や意欲が強調される夏だということです。

 

意欲が高いからこそ、早く思った通りの結果が出ないことにイライラしてくるし、意志が強いからこそ、自分のペースや表現に対して、周囲の反応がいまひとつだと、やる気とテンションが下がってしまいやすいのです。

 

それを周りに向けて、なんだか微妙にイライラしている人が、家庭や会社や集まりのなかに出現することもあるでしょう。

 

あるいは、そのイライラを内側で感じていても「それを周りに求めて、人にあたっても仕方ない」と、表現せずにいると、出口をなくした思いが、他者との比較をはじめて落ち込んだり、やらなければよかったと自分を責めて自信をなくしたり、結局は何もしたくない、うちでゴロゴロしていたいと、意欲そのものを奪ってしまうかもしれません。

 

そして本当にやりたいかどうかわからないまま、周りから急き立てられることを淡々とこなしていく……ということにもなりやすいでしょう。

 

この流れ……

① 意欲と意志が高まる
② しかし思い通りに進むとは限らず、フラストレーションが募る
③ その扱いによっては他者や自分を責めてしまう

ということが起こりやすい時期だということを、念頭においておいてくださいね。

 

 

経済的な厳しさも予想されます。

 

今年の夏は旅行やイベントもいろいろと楽しめるときですが、さまざまなものの物価上昇と相まって、なんでもかんでも手放しに遊べるというわけでもなさそうです。引き締めながら、使うところには使うという感じになりやすいでしょう。

 

この夏は、自分なりに工夫して生活や仕事や遊びや気持ちが快適になるようにすることが、とても肝要な気がします。みんながそうだからではなく、自分にとっての心地よさをしっかりと把握して、そうなるように努めること。

 

そのためにも「今、私は何を感じている?」と、常に心の内を窺って、本音を聴くことが必要かもしれません。

 

特に他者を批判したいときや、無意識に自分を責めたり、人と比較して落ち込んだりしているとき。なんとなく、だるいとき、疲れているとき、もやっとしているとき、漠然とした不安や葛藤があるとき。


「どうしたの?」と、友達に尋ねて、親身に寄り添うように、自身の心の声を聴いて、その奥にある本心が求めているものが何であるのかをキャッチしていきましょう。

 

誰かがそばにいて、話を聴いてくれるだけで、気持ちが落ち着いてくるように、自分が自分に寄り添うだけで、満たされることがあるかもしれません。

 

いつもの場所で新しいことを始めていくとき、忘れてはいけないのは、自分自身の心と共にいて、自分自身を育むということ。

 

パワフルな時期だからこそ、そのエネルギーをどんな風に扱うのか、意識して過ごしたい夏です。