自分の生まれた太陽の星座度数のぴったりの位置に、その年の太陽が還ってきた瞬間でホロスコープを作る太陽回帰図(ソーラーリターン・チャート)は、未来予測法の中では1枚のチャートだけを読むというシンプルな手法ながら、すごくよく当たるなと思います。
占星術について、あんまり「当たります」とは言いたくないのですが、太陽回帰図を読んで「私の生活を見てたんですか?!」と言われることもあるので「当たるんだな~」と思ってしまいます(笑)
基礎講座が終わったあとも、延々と勉強を続ける研究会が各地にいくつかあるのですが、そういうところでは1年~1年半に1度ぐらいのペースで太陽回帰図を読んで、いまの立ち位置を確認することがあります。
よく、お誕生日の前後に次の太陽回帰図を読んでほしいと頼まれるのですが、私のおすすめは、そこから3~4カ月後ぐらいに再確認することですね。
誕生日の頃にはまだ実感がなかった場合でも、3カ月ぐらい経つと、チャートの模様が展開されてきて「ああ、そうそう、そうなんです」と感じることが多いようです。
太陽回帰図は未来を予想すると同時に「こんなことが起きたとき、どうすればいい?」という対処法も描かれているので、チャートに葛藤が示されているとしたら、同時に葛藤を統合するヒントも示されています。
チャートを読むコツは、いつも基本的に同じですが、まずエレメントとクオリティの偏りを見て、ASCとMC、その支配星がどこにあるかを見て、特殊なアスペクトがあるなら確認しておきます。
チャート・ルーラーや太陽や月のアスペクトで印象的なものがあると、それは1年を通じてキーとなるアスペクトとなるでしょう。
こちらは私の去年の太陽回帰図ですが、11月生まれなので、ちょうど四カ月目ぐらいです。
この1年は火が弱くて、固定星座が多め、下半分に惑星が集まっていることもあり、コツコツと基盤をかためていくような雰囲気ですね。
チャート・ルーラーの金星とMCルーラーの月がスクエアにあり、月はゆっくりのんびりとマイペースにひとりで引きこもりたいのに、金星はやたらと知的活動を増やしまくり、予定を入れまくりで、ミニマリストな乙女の月の欲求を妨害しています。
またこの12ハウスの月は、4ハウスの冥王星にアクセスして、やたらと古い記憶、自分のなかのトラウマや、家系に隠されたパターン、集合体の傷を引っ張り出してきては、無意識の領域でせっせと夜毎に癒し続けています。
一方で目が醒めると、2ハウスの太陽がTスクエアとなる土星-天王星と共にせっせと生産活動を通して、目に見えるもの、見えないものも含めて、わが家の備蓄の新陳代謝に励みます。
他人のチャートを読んでも、たいして面白くないと思うので、これくらいにしておきますが、いまところ、上記に書いたような毎日が展開されていると実感しています(笑)
前に書いたような気がしますが、今年はとにかくすっごく眠くて、よく寝ているのですが、寝ながら仕事しているんですよね。夢の中で集合意識や過去の意識を拾い集めているような毎日です。
そして起きているあいだは、いろんなものを書いているし、仕事もどんどん入れてしまいます。
2ハウス活動としては、投資の積立額を増やしてみたり、古い仕事をブラッシュ
アップしてみたり、突然思いついて高額のソファを買ってみたり、メインで使うクレカを変えてみたりですかね。2-8ハウスが刺激されているせいか、いつもよりお金のことをよく考えている気がします(笑)
ファイナル・ディスポジターとなるのが5ハウスの水瓶座土星なので、マイワールドでマイペースに淡々と発信する感じですね。それで最近はよくブログを書いているのでしょう。
みなさまもぜひ、ご自身の太陽回帰図を読んでみてくださいね。