ここ数年、立春を宮島で過ごしています。
広島のオーガナイザーすどうゆうこちゃんのご縁で、毎年この時期に講座と個人セッションをやらせてもらっているんですね。
そして節分の日のセッションを終えると夕方までに宮島へ移動。
厳島神社を出た先にある大願寺さんの「星まつり」に参加させていただいて、しっかりと禊ぎます。
去年と今年はコロナの影響でお寺さんでのおまつりには参加できなかったのですが、これがすっごく素晴らしいんですよ。大願寺さんの御本尊は弁財天さまなのですが、お焚き上げをしながら、みんなで弁財天さまのご真言を唱えるのです。
これも、ゆうこちゃんが大願寺さんでお朔日参りをしているご縁で、参加させていただいているのですが、節分に炎と真言で禊がれるんですね。
翌朝、立春は弥山に登ります。まだロープウェイも動いていない朝の時間…二月の日の出は7:00過ぎなので、まだ真っ暗なうちから登山道に足を踏み入れて、登り始めます。
そのうちにどんどん夜が明けてきて、空や木々や岩陰が光射してくるのが美しくてたまりません。
二月の早朝に登る人はほぼいないので、山を独占している感じもあって、ひたすら神々しく、とても気持ちいいんですね。
弥山の山頂付近では本堂の虚空蔵菩薩さまと弘法大師さまをお参りし、霊火堂でご霊水をいただき、厳島神社の奥宮である御山神社をお参りし、さらに山頂で美しい瀬戸内のしまなみを眺めてパワーチャージします。
立春大吉。ものすごく、整う感じがします。このあたりでもう「今年もやりきった」という感じがするのですが、まだ宮島での行事は続きます。
ちなみに弥山の登山は、普段まったく運動をしていない私でも登れるぐらいなので、そんなにハードではないです。登り60~70分、山頂付近で60分、下りに50分ぐらいかな~。筋肉痛は必須です。
山を降りたあとは「七浦めぐり」が恒例になりつつあります。
これは厳島神社のご神事として行われているものと同じルートを船をチャーターしてやるんです。宮島の外周にあって、島を守っている厳島神社の摂社七社を海上からめぐって参拝するんですね。
船からしか参拝できないお社、船からしか上陸できないお社などをめぐる、本当に貴重でありがたいツアー。だいたい2時間半ぐらいでしょうか。
船を降りると、厳島神社と大願寺さんを参拝します。厳島神社は満潮で水がたっぷりある方が情緒があって美しいですね。
ずっと工事中の大鳥居はいよいよ令和5年春には完成すると聴きました。本殿のなかもあちこち改修していますが、来年あたりのインバウンドの解禁に合わせて、こちらも完成しそうですね。
そして締めの直会は毎年、ミシュランで星を獲得した「ふじたや」さんの、あなごめしです。
ここ数年、このルートをみなさんとご一緒させていただいていますが、すごく禊がれて、整って、まさに立春大吉という感じがします。お焚き上げや、弥山登頂や、船での神社めぐりでパワーチャージされるんですね。
立春って占星術だと水瓶座15度の日なので、自分自身の中心を定めたうえで、これから先の活躍に備えて、自身の内側をクリアにするとよい感じです。
ここで空っぽにしておくと、魚座を経て、新しい豊かな循環のサイクルの幸先の良い始まりとなるんですね。
毎年この立春大吉の宮島ツアーには、その直前の講座かセッションにご参加してくださった方々とご一緒させてもらっています。気になる方はぜひ来年ご一緒いたしましょう。毎年変わらず節分~立春の開催です。