連休前に岩手県・二戸の金田一温泉郷の『緑風荘』へ出かけてきました。
私の母は岩手県奥州の出身で、私は子どもの頃から現在に至るまで、しょっちゅう岩手へ遊びに行っているので、かなりあちこち行き尽くしているのですが「そういえば、二戸って、行ったことないね」ということになって、父・母・叔父・従姉妹・私の5人で遊びに行くことになりました。
さて、緑風荘。詳しくは宿のレビューなどにありますが、けっこうガチで座敷わらしが出る宿です(笑)
その由来としては、670年前の南北朝時代に後醍醐天皇に仕えていた藤原朝臣藤房さんが、南北朝戦争に負けて、二戸まで落ちのびてきたとのこと。道中、ふたりの息子のうち、長男の亀麿くんが6歳で病で亡くなってしまうのですが、その際に「末代まで家を守り続ける…」と言ったそうで、それからずっと彼はこの屋敷を守っているのですね。とても健気です。
ということで、敷地内に亀麿くんを祀っている、亀麿神社があるので、まず到着して、ご挨拶に伺いました。
この時点で、すでに子どもの声で「あとで遊びに行くね」と言われたので「ああ、ここはガチだな」と…(笑) ちなみに私、子どもの頃は岩手のおうちでよく座敷わらしと遊んだりして、妖怪？地霊系？は、なんとなく相性いいんです。
座敷わらしがいなかったとしても、すごく良い宿でした。従業員の人たちがみんなとても感じがよくて、お部屋も綺麗。数年前に火事で焼けたものが再建されて、新しいお部屋になっています。
温泉もお肌がつるつるになるうえ、露天風呂が37～38度ぐらいとぬるめなので、延々と入っていられる心地よさ。みんな、座敷わらし写真を撮るのに夢中なのか、温泉はほとんど無人だったので、ほぼ貸切でした。
夕食もとても美味しくて、食後に酔っぱらった叔父を置いて、父・母・従姉妹と館内の亀麿くんがいるという「槐の間」とラウンジに、夜の写真撮影に行きました。
館内は夜通し撮影OKで、宿泊客は実際に真夜中もがさごそと撮影していたようです。私たちは22:00頃に撮っていたのですが、父のカメラにやたらとオーブや光の影が入るので、みんなで大喜び(笑)
肉眼だと見えないのですが、レンズを向けると、光がスーッと下から上に、右から左に、斜めに…と、ランダムに動くのがはっきりと見えて、そしてそのたびに部屋もパキパキッと鳴りました。ものすごくわかりやすくアピールしてくれます。
霊障のときと違って、まったく嫌な感じがしないんですね。むしろ、すごくハッピーな雰囲気で、撮ってるこちらも、わーきゃー言って盛り上がります。
満足して部屋に戻り、早々に23:00前に眠りにつきました。
すると、やっぱり来ました。まずは夜中の2:00頃。子どもの笑い声がして「きたよ、きたよー」と、キャッキャッと笑っています。男の子ふたりで、黄金のオーラ。
すっごくハッピーで「栄えよ、栄えよ、はえ栄えよーー」と笑いながら祝福してくれます。ほんと、まさに祝福という感じ。
眠かったので、寝たり起きたりしていたのですが、アピールがすごくて起こされるんですよ。しかも夢のなかに侵入してくるんです。
私はだいたい明晰夢で、夢を映画のように見ているのですが、夢のなかでミッキーマウス型の風船を膨らませていたら「なにそれ、なにそれ、面白い～!!」って、遠くから男の子たちが夢のなかに入り込んでくるのです。
それでハッと目が醒めると、キャハハハハ!!という笑い声を残しながら、パタパタと走り去る足音が聴こえるという…。そんな感じの応酬が朝まで続いて、夢とうつつに一晩中、男の子たちがきてくれました。
起きてからぼんやりと、座敷わらしはゴールデン・チャイルドだな～と考えていました。あのハッピーで、ずっと笑っていて、ふざけ合って、キラキラと輝いている感じは、双子座の元型でもあるな～と。カストルとポルックス。いたずら大好きなハッピー・ツインズ。まさに水星プエルですね。
昔話ではおじいさん、おばあさんの元に少年がやってきて、これまで変わらなかった状況に立ち向かっていき、世界が一変します。それは土星クロノスが呑み込んでしまった子どもたち…私たちが忘れてしまった子どもの心を取り戻して統合していく物語でもありますね。
内なる光とひとつになるカギは子どもが握っていると、タロットの太陽にも描かれています。
チェックアウトする前に、再び亀麿神社に立ち寄って「遊びにきてくれて、ありがとう」とお礼を伝えると「ミラクル、ミラクル、くる、くる、オラクルー!!」という返事が…(笑) 妙に後ろ髪のひかれる、ハッピーな宿です。
霊的感応力が高めの人は、わりかしわかりやすくキャッチできるお宿だと思います。機会があれば、ぜひお出かけを。そして感想をおしえてください。