いつも新しい発見がある | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

「ホロスコープのチャートはいつ見ても新しい発見がある」とザビエがよく言いますが、本当にその通りで、占星術を25年ぐらいやっていますが、いつでも自分のチャートから新しい発見をすることができます。

 

それはある意味、当然で、生きている私が常に経験し続けて、成熟しているわけですから、そのたびに理解が深まり、思考が深まり、解釈が変わり、新たな視点と気づきがもたらされるわけですね。

 

そういう意味においてチャートに描かれているののは「定められた運命」ではなく「自分の命を変容させていく生きた地図」ですね。

 

ディーン・ルディアは「チャートに描かれているのは運命ではなく、いかに運命に立ち向かうのかというヒントである」と、はっきり述べているのですが、私も賛同するものがあります。

 

人の話を聴きながらチャートを眺めていると「こういうことをやってみたら?」「この星をこんな風に使えるんじゃない?」というアイデアがよく湧いてくるのですが、それはまさに「そうするのが正しいから」ではなく、いま目の前にあることへの思いつきであり、ヒントなんですよ。

 

だから「どうしたいのか、よくわからない」というときは、あんまりナイスなことも浮かばないんですね。

 

友人とのおしゃべりと同じで、投げかけてくるものがアクティブであればあるほど、こちらのレスポンスもアクティブになるもので、どれくらい深く潜るかどうかは、その人の潜水力によって変わるなあと思います。

 

 

いま大阪の占星術クラスで、ハウスをひとつずつ、じっくり読むというのをやっているのですが、それが非常に面白くて、ほんと、ひとりずつの人生の棚卸しをしているような感じがします。みんなと一緒に私も自分を掘り起こしていき、どんどん探求が深まるので、8ハウス研究会の蠍座としては至福です(笑)

 

ルディアはハウスに対してもカスプのサインは、そのハウスにまつわる問題を解決するための態度やヒントを示すといっているのですね。その観点から改めてハウスを紐解いていくと、自身の人生のさまざまな側面がすこしずつ明らかになると同時に「ああ、ここ、あんまり考えたことなかったな」という部分が浮き上がってきます。

 

日々、くり返されているのに、気づかずに見過ごされていることに、意識の光をあてることで、毎日の質がパターンから自由になって、変わっていくように思えます。そしてまた「チャートから新たな発見」をくり返しています。