7月7日の七夕は息子の誕生日なのですが、今年で20歳になるので記念に?親ばか記録を書いてみたいと思います。
遡ること20年前、2001年7月7日未明に産気づいた私は、朝の5:30頃にタクシーで病院へ向かいました。ちょうど時は大潮。「大潮の出産はラクである」と事前にどこかで読んでいた私は、何としても、この波にのって出産したい気持ちでいっぱいでした。月はちょうど山羊座の終わりを運行中で……水瓶座の月よりも、山羊座がいいんだけどな…とチラッと思ったり、ですね。私が山羊座の月なので。
小さな産科の病院だったのですが、このときに入院していた人はゼロ。なので開院前の時間には当直の助産婦さんがひとりいるだけでした。やがて陣痛がハンパなく激しくなって、分娩台へあがったのが7時過ぎぐらい。助産婦さんと二人きりという状況なので、これはもう私が産んだ瞬間に正確な時間を見るしかない!と心に誓って、出産に臨みました。なので産まれた瞬間の記憶は、分娩台から逆さに見上げた時計の映像です(笑)
7:35…その時間を心に刻み付けて、生まれたての赤ちゃんに初乳をあげて、胸に上にのせてキャッキャッしたりしました。赤ちゃんと一緒にいたかったので母子同室の病院にしたのですが、出産の直後は身体を休めるために、赤ちゃんが一時的に預けられて、部屋に戻されます。赤ちゃんを見に来た親と旦那も帰り、部屋でひとりになると私は、真っ先に赤ちゃんのチャートを作ってみました。
7月7日生まれの蟹座の男の子。私の蠍座の太陽とトライン。月がぎりぎり山羊座の29度で、私の月山羊と合。太陽と月の相性がいいので、仲良しになれそうだな~と嬉しくなりました。
しかし水と地はこのひとつずつで、他の惑星のうち、6天体が風のエレメントです。それもほとんどが7-11ハウスに集まっています。
こじんまりとした、アットホームな雰囲気の(蟹座)、子どもの個性と自由を尊重してくれる(風)、全寮制の学校(月山羊座6ハウス)に入れよう。この子にとっては自由と個性が大事で、人間関係が要であり、財産だなあと。濃密に付き合える友達が作れる環境で、だけど厳しくなく、楽しくやれるように。と、チャートを見て、おおよその道筋が浮かびました。赤ちゃんはまだ産まれたばかりです(笑)
2000年が牡牛座の、地のエレメントの最後のグレート・コンジャンクションでしたが、その翌年はぴったり合ではないものの、木星・土星が双子座にあって、ついでに天王星と海王星は水瓶座にあり、すでに風の時代仕様のチャートで生まれた子どもだったんですよね。1996年以降は風の要素が強い子どもが多いですが、この年は特に風のエレメントが強化された年でした。
私の予定では中学か高校ぐらいから地方の緑豊かな土地の、自由な雰囲気の学校に入れるといいな…と思っていたのですが、311をきっかけに、10歳から和歌山にある「きのくに子どもの村学園」に入ることになりました。まあまあチャートの見立て通りです(笑)
2011年は3月12日に天王星が牡羊座に入って…つまり、311は天王星84年周期の最後の日だったわけですが、あの年を境に、これまでとは違う人生に足を踏み入れた人は多かったと思います。
「まず子どもをしあわせにしよう」がキャッチフレーズの自由教育のきのくにに、高専卒業までお世話になって、大学に入って、二世帯に改築した私の実家で疑似ひとり暮らしをはじめた去年ぐらいから「もう大丈夫だな」と感じるようになりました。風のエレメントの強い男の子なので、さっさと自分の世界へいってしまった(笑)
いまでもたまに、私の夢に現れる息子は4~5歳の姿をしていて、私と彼の蜜月はその頃にあるのだなと感じます。繊細で怖がりでいつもピタリと張り付いていた蟹座の子は、私のいつも寄り添っていてほしいという蠍座の欲求をめちゃめちゃ満たしてくれました。保育園に迎えに行った帰り道、手をつないで歩いた記憶を思い出すだけで、心がやさしい気持ちになります。
大変だったこともいっぱいあったのに、振り返ってみると、甘いことばかりが思い出されます。20年間たくさんのしあわせを与えてくれた息子に、とてもとても感謝しています。私におかあさんという経験をさせてくれて、ありがとう。