【満月】2020水瓶座満月★考えて考えて考え続けて、突破する | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2020年8月4日1:00に水瓶座の満月ですみずがめ座

私たちの新しい時代を象徴する水瓶座の月。

水瓶座を支配する天王星の活かし方を意識していきたい時期ともいえそうです。

占星術において星座はある種の性格やその人独自の色合いのようなものを表しますが、惑星はわたしたちが内側に持っているエネルギーを表します。

各惑星はそれぞれ異なるタイプのエネルギーを有していますが、それらの持つ特徴や欲求を理解して、自分なりにバランスをとりながら扱い、人生を創造していくことが自己統合といえるのかもしれません。

水瓶座を支配する天王星は、太陽系の惑星たちの中でもとても個性的な存在。

太陽系の惑星たちのほとんどが公転面に­対して自転面が平行なのに対して、天王星だけはほぼ垂直です。



変わりもののニューフェイス。

これまでの常識をくつがえして我が道をいくパイオニア。

自由で何者にも縛られず、外の権威にではなく、内なる権威に忠実で、だからこそ他者の尊厳と自由も認めることができるもの。

混沌とする世の中を冷静に見つめて、一歩引いたところから新しい視点やアイデアを地上にもたらすもの。


わたしたちの天王星が内側から目を醒ます、水瓶座の満月です。



わたしたちのなかで天王星のエネルギーがよく働いているとき、それは個人に自由と尊厳をもたらし、冷静な視点と独創的な着眼点、新しい試みへの思いつきと、それを実行することをうながします。

膠着した状態を、予想外の方向から打ち破るのが天王星の持っているパワー。

うまくいくかどうかわからないけれど、思いついたことを片っ端から試していき、アイデアと熱意と創意工夫で突破する、アメリカ映画に出てくる発明家のような、あるいは新技術の開発にチャレンジする下町の工場員たちのような、そんなエネルギーをわたしたちにもたらすでしょう。

あるいはそのように見つけ出したアイデアを大勢の人たちに向けて熱く語りかけて、その発案に賛同する仲間たちと共に、ひとりでは成し得ないことを協力し合って達成させるのも、この働きです。

そこには今、起きていることに対して自分たちでどうにかしようとする独立心が満ちていて、権威を頼みにするのではなく、横のつながりで自主的にどうにかしようとする働きがあります。

木星と土星と冥王星とが山羊座で重なっている現在、社会の権威がこれまでのように機能しにくく、土台が変容しつつあります。

冥王星という死を連想させる恐怖の前に、土星が人々を委縮させて、木星がその影響を限りなく広げるため、これまでの社会経済活動(山羊座)が、滞るのでしょう。

それを誰かに責任をとらせるのか?

自分たちを補償するように求めることもひとつの方法かもしれませんが、天王星は言うのです。

自分たちでやっちまおうぜ、と。

道がないなら 作ればいい。

物がないなら、 何で代用することができそうか。

これが無理なら、代わりにどうすることができるのか。


考えて、考えて、考え続けて、他者から、異業種から、世界の普遍的な法則からヒントをもらい、分解して、理解して、再構築を何度も繰り返し試みて、そして突破する。

かつて、これまでも世界中の多くの人たちがそうやって、常識を塗り替えてきたように、わたしたちも今、自分の常識を超え、過去を超えていく。

これはおおいなる進化のチャンスのときなのだと。



天王星のバランスが崩れると、それは権威に対する反抗や、過激な破壊活動として表れます。

あるいはイライラして落ち着かなくなったり、疳の虫の赤ちゃんのように何を見ても気に入らず、目に入るものをジャッジして、ジャッジして、ジャッジしまくるでしょう。

言いたいことを言うのが自分の自由と正義だとばかりに気に入らない対象を攻撃しては、自分の主張を押しつけるかもしれないし。しかしそこには反抗だけがあり、代替となるアイデアや実行手段を持たないことも。

さまざまな刺激を求めて、あちこちをさまようけれど、どこにも定着しないと­いうことも起こり得ます。

天王星のバランスは自分の中心とのつながりを失うと崩れるかもしれません。

水瓶座の時代の最大の特徴は、何はさておき自分自身とつながって、まわりがどうであれ、常識がどうであれ、内なる声に忠実であること。

真夏の太陽が、わたしたちの中心にある意志とのつながりを取り戻し、そこから新たなチャレンジが始まる、水瓶座の満月です。