【新月】2020蟹座新月★変わりゆくものと、変わらないもの | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2020年6月21日15:41に蟹座の新月ですかに座

同日の朝に太陽が夏至点を通過して、夕方に部分日食となる特別な1日。

この夏が私たちにとって、ひとつの変換点となることが予想されます。

日食は中心にあるものが交代すること、自然災害、感染症の蔓延の引き金になりやすいもの。

皆既日食ではありませんが、いつもより意識していきたい時期です。

この新月は夏至からはじまる流れの、最初の1ヵ月を象徴しますが、2020年の夏至は終わっていくこと/終わらせること、後回しにしてきたことと取り組むこと、未解決の問題を解決することなどが示されいます。

夏至2020・古いパターンの終焉

この最初の1カ月は、8ハウスの新月ということもあり、まさにテーマは変容。

4ハウスに位置する魚座の火星・海王星と新月が90度の角度を作ることもあり、私たちの足元から、すなわちこれまで私たちを支えてきた基盤や過去から、ほころびが出始めて、いろいろと変えざるを得ないことが出現しそうです。

これまで信じてきたもの、頼みにしてきたことが時代の変化と共にガタがきて、かつてのように役立たなくなると、そのパーツをとりかえる必要があるように。

古くなったものを、入れ替える……物も、人も、やり方も、価値観も。

それを替えることで再生しますが、本質は何も変わりません。


この場所でかつて、これまで生きてきた人たちと同じように、私たちも暮らし、営み、産み、育て続けます。

千年、万年の時を経て、今この時代を生きる私たちが、その愛と営みを未来に引き継ぐ走者として。

変わりゆくものと、変わらないもの。

その中心にあるものを、保ち続けるために、新しい今を創り出していく初夏の新月です。




3ハウスに木星・土星・冥王星が、6ハウスに天王星があり、私たちの日常生活や働き方や教育の形が、次々と工夫されて、移り変わっていくことが予想されます。

自粛期間中に始まったリモートの流れはウィズコロナの時期を迎えてますます進化し、あるものは定番化、またあるものは試行錯誤の末にまた別の新しい形へと姿を変えるでしょう。

今年はグレート・ミューテーションの1年ですが、ミューテーション(変異)とはよく言ったもので、じわじわと……というよりも、思いがけず急速に水瓶座の生活様式が日常になだれ込んできました。

3・6ハウス共に水星の支配する部屋ですが、水星は私たちの生きるための知恵であり、世界に適応する柔軟さを象徴しています。

そこに木星・土星・天王星・冥王星と惑星が集まり、そして変容の8ハウスに新月がある今期は、より今の時代に合ったやり方を調整し続けることになるでしょう。

苦手だとか、よくわからないとか、変わりたくないとか、そういったエゴの抵抗も、ある種、強引に手放さざるを得ないということもあるかもしれません。

そして世界のどこかで起こった変化が、瞬く間に、他のどこかの変化を引き起こすでしょう。



この新月からの1カ月のあいだに、火星が牡羊座に入り、木星と冥王星がぴったりと重なり、逆行している土星が山羊座へと戻ります。

体制を強化して、権力を一層、増大させようとする動きと、それに反発して個の自由と解放を求める動きとが、激しく拮抗し合い、これまで以上に世界のあちこちで広がっていくでしょう。

それは私たちにとっても無意識の内に社会に従属させる権力構造と、そこから脱却しようとする意志との葛藤という形で表れるかもしれません。

もっと単純に
やめたいけど、やめられない。
別れたいけど、離れられない。

そんなバインドとして、さまざまな状況において起こることもあるでしょう。

火星が本来の支配星である牡羊座にここから半年のあいだ、滞在します。

私たちのエゴの力が激しく高まる時期に、それを否定するものと対立して戦うやり方ではなく、あくまで自分自身を高める方へとうまく方向づけることが求められるでしょう。

内なる情熱を意志の力で、自分の道を生きることへ向けていく、世界中のそこかしこで少しずつ変容が起こっていく、初夏の新月です。