2019年12月26日14:12に山羊座の新月です
今年最後の新月は、部分日食。
14:00過ぎから16:30頃にかけて、お天気が良ければ日本全国の各地で、欠けている太陽を見ることができるでしょう。
今年は1月6日にも日食があったので、2度目の日食となります。
日食は世界中で年に2~5回ほど起こる天体現象ですが、占星術の世界では「日食が観測できる地域」が影響を受けるとされています。
今年だけで2回も日食が起こる日本は、その影響を大いに受ける、ということですね。
日食が象徴する出来事はいろいろとありますが、もっとも有名なところでは「王の交代」があります。
「太陽」が国を照らす中心の象徴だとすると、それが隠れる日食は、前の王がいなくなり、新たな王が立ち上がることの現れだということですね。
その意味において、今年の日食は、わが国の天皇が代わった令和の象徴といえるかもしれません。
また、日食が起こると自然災害が増えると予想されることもありますので、こちらの意味においては、2020年も要注意といえそうです。
日食の影響は最長3年半に及ぶといわれますが、これは皆既日食の場合なので、30~40%だけが欠ける今回の部分日食の影響は1年程度かもしれません。
しかし今回の日食の大きな特徴は「木星を伴っていて」「2-8ハウス軸」で起きる、ということ。
太陽が国家の代表としての「王」に限らず、実質的な存在としてのリーダーを示すのだとしたら、各地において大物社長や指導者の交代劇が多く起こるかもしれません。
また山羊座の新月の日食ですが、これは対向する蟹座と、90度の位置にあたる牡羊座と天秤座にも影響します。
これらの星座は「活動星座」と呼ばれますが、特徴として「これまでにない、新しい活動を始める」ということがあります。
これまでの中心や主軸にあった、さまざまな事柄が幕を閉じていき、新しいやり方が主体となっていくことを予感させる新月です。
「木星を伴って」「2-8ハウス軸」で起こる日食ですが、これを簡単にいうなら「お金の変化」といえるかもしれません。
国家・企業・地方・各家庭において、この影響が起こるのだとしたら、どうなっていくのでしょうか。
国家のお金という意味では、2020年度の税制改正が決定されましたが、より細やかな税逃れ対策が施行されることになりそうです。
山羊座に木星・土星・冥王星が揃う2020年は、わたしたちの社会の土台や方向性、企業の体質が大きく変わることが予想されますが、8ハウスという「変容の部屋」で起こる日食が、その変化を加速させるでしょう。
いろいろなものが切り捨てられていく時期ですから、従来のやり方でうまくいくものと、いかないものとが、はっきりと目に見える結果を伴って分かれていきそうです。
今の時代の流れやニーズにそぐわないものは、やり続けていても思うような結果が出なくなっていくことで、おのずと終わっていくでしょう。
そこに新しいやり方が持ち込まれることで、トコロテン方式でいろいろなものが変わっていくのかもしれません。
当然、この変化は個人にも影響します。
わたしは常々、山羊座にとって大切なのは「ポジショニング」だと言っているのですが、わたしたちが力を存分にふるうために「どこにいて、どんな役割をしているか」が、とても重要です。
自分の性格と資質に見合っているポジションであることはもちろん、他のメンバーとの相性や、チームの社交力によって「実際にどれだけの力をふるうことができるのか」が変わってきます。
今期の山羊座の新月が示していることは、自分にとって最高のチームで、仲間と共に大きな目標を現実レベルで実行するために、惜しみなく才能を使うこと。「I USEの実践」です。
それはチームの誰かがガマンすることなく、個人の生活を犠牲にするものでもなく、お互いのペースややり方を共通認識を持った上で進めていくもの……「何のためにそれをしているのか」を、ひとりひとりがわかっていて、目標を持ち、それをお互いに理解しているかどうかで、チームの団結力が変わるでしょう。
それは裏を返せば、自分が何をするためにここにいるのか、そして現時点において何をしていきたいのかということを、個々が把握していて、それをみんなに伝えることで成り立つ世界です。
冬至のチャートには、わたしたちが統合へ向かうことが記されていましたが、ここで日食が示していることは「統合された自分として、みんなの中で輝きを放つこと」かもしれません。
2019冬至★女王の帰還
https://ameblo.jp/light-side/entry-12560949228.html
日食が何かを隠し、そして再生させるのだとしたら、それは太陽の象徴する輝き、光、そして他へもたらすことのできる恩恵の再生といえるかもしれません。
何を表現して、 何を世界にもたらしたいのか……自身と向き合い、正直な本心から、それをするときなのでしょう。
グッと深く、天戸の内へと潜って、自分自身とめぐり合い、その扉を再び開けて、内なる光を世界に解き放つ。
そこに隠れていたわたしが、まだ誰にも見せたことのない、わたしの新しい側面が目覚めてくるかもしれない、天戸が開く日食の新月です。