【新月】2019獅子座新月★わたしは選択して、主役をその舞台にのせている | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2019年8月1日12:11に獅子座の新月ですしし座

真夏の太陽が厳しく照りつける獅子座の季節。

地上のあらゆる命の源である太陽は、個人のホロスコープ・チャートにとってもパワーの源です。

チャートの太陽が元気でなければ、他の惑星たちも輝きを失い、人生が単調なパターンのくり返しとなってしまいます。

人生に喜びと活力を与えるもの……それが太陽です。


もしいま、疲れているのだとしたら、それは太陽と月の、どちらの疲れでしょうか。

月は身体を司りますから、暑い真夏日にバテないように、暮らしを工夫して、いつもよりしっかりと疲れが取れるようにすることで、回復するでしょう。

対して、太陽は意志や存在そのものを司ります。

やりたいことがない、夢中になれるものがない、好きなことがよくわからないというとき、わたしたちの精神の深いところから、眠ってもとれない疲れを感じるでしょう。


絶望し、疲れ果て、なにか大切なものを諦めた時にこそ、希望の光がやってくると、今期の新月チャートに示されています。

もしいま疲れていて、何かに絶望しているのだとしたら、そういう人にこそ、変化がやってくる時期となるかもしれません。


夏至図が象徴するように、いま、わたしたちは自分自身の意志の力を発揮して、自分の火星を「正しく」使うことが大切な夏を迎えています。

火星の正しい使い方
https://ameblo.jp/light-side/entry-12483991429.html

いま、何に絶望して、何にがっかりしているのでしょうか。

その背後にある、本当の望みに目を向けることが大切です。

本当に成し遂げたかったことは。

 

期待していたことは。

どうなりたかったのか。

 

どうして欲しかったのか。

外の世界に映し出し、求めていた「理想」を、幻想が破れた、がっかり感と共に自分が手元に手繰り寄せて。

本当にしたかったことと、求めていたことを、手のひらにおいて、眺めてみる。


誰かや何かに託してみようとした夢を、自分の力で実現させるときです。

ここにないなら、創り出す。

誰もやっていないなら、自分で始めていく。

誰かに期待することをやめた時、そこへ向けていた力が、自分の元へと戻ってくるでしょう。

絶望から始まる、わたしの道。

ひとりひとりが自分の王国を創り出す、獅子座の新月です。



2017年の12月から2020年まで土星が山羊座に滞在していますが、これはこの時期の社会がわたしたちに質素倹約を求めてくることを示しているでしょう。

棚ぼた的なラッキーが少なくなり、ちゃんと地に足をつけて過ごすばかりではなく、地に足をつけた上で、もっと良くなるようにと改善し、工夫し続けている所にのみ、恩恵がやってくるという時期です。

そのため「これまで通りにやっている」だけでは、得られるものが減っていくような感覚があるかもしれません。

外へ期待したものが得られないからこそ、自分の力を磨くときともいえるでしょう。


山羊座が司るものは平衡感覚……これは、大地に縛りつけようとする重力に打ち勝ち、自分の足で立ち上がり、歩く力です。

いま、天の星たちは、わたしたちにこの「自立する力」を使うことをうながしていて、それゆえに外部からの補助が減っているともいえるでしょう。


自分の欲しいものや、生き方や、関係を、自分の力を使って得ること。

これがいま、土星が山羊座に滞在する時期に、わたしたちが身につけることのできるものです。

そしてこの夏は、獅子座の太陽が、わたしたちが自分自身のために力をふるって人生を豊かにさせることを、うながしてもいるでしょう。

太陽はいつでも深い充足感と共に「わたしはわたしでよいのだ」という肯定感も与えてくれます。



好きな場所へ旅しているとき、仲間と楽しく遊んでいるとき、好きなことに没頭しているとき……わたしたちが「何かに夢中になっている」とき、そこには満足感があり、もっとそれをやりたい、やり続けたいとする力が湧いてきます。

古来、祭りはそのように人々の心を高揚させて、大いなる存在とひとつになることで、強大な力を人々の内に呼び覚ましてきました。

旅行や、デートや、パーティーや、試合や、発表会は、宴席は、このような「ハレの日」といえるかもしれません。


この「ハレの日」のエネルギーを日常にもたらすことが、獅子座の持っている特質といえるでしょう。

子どもたちが、いつも高いテンションで遊びまわっていることはこの象徴。

楽しいことが日常にあふれていて、いつまでもずっと遊んでいたいと願う子どもたちからは、パワーが溢れてくるでしょう。

それが義務に終われて「遊びは勉強が終わってから」「仕事は遊びじゃない」と、遊びを否定されることで、わたしたちの力は失われていきます。


楽しく過ごしている時にどんどん思いつくひらめき。

 

旅行している時に次々とあふれてくる好奇心やアイデア。

 

わたしたちのクリエイティビティは、遊び心のあるところからやってきます。

義務から離れて、自由になるほど、楽しいことがたくさんあるほど、わたしたちの日常は豊かでパワフルで充足するものとなるでしょう。


自身の遊び心を解放してあげられるのは、一体、誰でしょうか。

外の誰かを頼ることをやめて、自分の足で立ち上がる。

自分をどんな世界へ導き、どんなことを体験させてあげるのか。

ますます世界が多様にこの時代に、自分をどこにいさせるのか。

自分の何を使って、どんな道を歩ませるのか。


いま、この瞬間も選んでいる、あらゆる選択のなかで、人生の主役をどんな舞台にのせるのか。

 

いつだって自分の選択で人生が創られていることに気づいていく、獅子座の新月です。