【満月】2019射手座満月★わたしたちの内なる世界が、外の世界を創造する | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2019年6月17日17:30に射手座の満月ですいて座

もしかすると、いまこのときも、大きな変化の只中にいて、なんだか泣きたいような、落ち着かない気分でいるかもしれません。

変わりたいのに、変わらなきゃいけないのに、どうなっていくのか保証のない未来の時間に確信が持てず、心もとない思いがある人もいるでしょう。

自分がどうなっていくのか、わからないような、そんな思いを抱えているとしたら……大丈夫です。

 

ちゃんと、星の流れに乗っています。

世界が変わるとき、わたしたちも揺れる。

天の星たちと、地上のわたしたちは常に共鳴しています。


「先が見えない恐怖」を、これまで地上に生きた何億、何兆もの人たちが味わってきたかもしれません。

「なくなっていくかもしれない不安」も「変わりゆくものに脅かされる恐怖」も、いまこのときも、世界のそこかしこに溢れているかもしれませんが、その中でも、わたしたちの命は受け継がれてきました。

山のように立ちふさがる数々の問題を相手に、わたしたちは日々、知恵を絞り、賢くなって、解決してきたことでしょう。

そんな先人たちにリスペクトを払いつつ、そこから受け継いだものが、確実に自分の身体の中にあるのだと、受け取ってみる。

わたしには知恵があり、力があり、愛がある。

仲間がいて、時間があり、信頼と実績を積み重ねて、形をつくることができる。


持っているすべてを使って、新しい道を拓く、射手座の満月です。



柔軟の星座に星が集まる今期は、自分の中の柔軟性を発揮したいとき。

天気に合わせて服装を変えるように、状況に合わせてやり方や考え方を変えると、グッと楽になれるかもしれません。

2019年、2020年は、生き方や働き方を見直して、いまの自分に合う形に変えていくときです。
 

かつて快適だった生き方や働き方が、ご自身の成長と時間を重ねることによって、サイズが合わなくなることがあるでしょう。

いまの自分にとっては、どんなサイズの、どんな素材のものが快適なのか?

社会の制約に合わせて人生を決めるのではなく、生きたい人生に合わせて、暮らし方や働き方を考えてみることがコツです。



今年・来年は冥王星が山羊座の後半にさしかかり、土星と重なります。

社会と関わることと、自分の求めている生き方とを両立させることを、星がうながしているでしょう。

社会と関わると、何らかの制約や我慢が必要となりますが、何のための制約で、何のための我慢なのか……自分のための喜びを見失うと辛くなるばかりです。

そして喜びのカギは、常に太陽が握っているでしょう。

わたしたちは、肉体(月)という器に、たましい(太陽)が宿ることで、生きた人として暮らしていますが、このふたつの肉体とたましいの目的はそれぞれ異なります。

身体は、安全で健康になるべく長生きすることが目的ですが、たましいは何かを体験しにやってきています。

身体を象徴する月を中心に生きると、いつも生活に追われ、家族の世話を焼き、世間体に振り回されて、先行きの心配をしながら、日々を過ごすことになるでしょう。

もちろん、地に足をつけて生活することは、基盤となる大切な営みです。

しかし、その基盤は、あくまでたましい(太陽)の器。

たましいの目的を果たすことが、人生を充実させる鍵となるでしょう。


今回の満月となる射手座の月が、銀河の中心に位置しています。

地球は太陽系に所属していますが、太陽系は天の川銀河に所属しています。

この天の川銀河の中心が、現在は地球から見て射手座26度方面にあるのですが、今回の満月はぴったりとそこに重なるでしょう。

銀河の中心は、わたしも見たことがないので確証できませんが、一説によるとたましいの源であると言われています。

わたしたちのたましいが、ここへやって来る前にいて、ここから去ったあとに還る場所。

たましいが、自分の体験したい時代や場所を選んで、ここへやって来たのだとしたら。

わたしたちが旅行するときに、何かしらの目的があるように、そこには何か体験してみたいことがあるのかもしれません。


たましいの目的を思い出す手段は、世界のさまざまなことを体験することです。

出かけていって、出会って、関わって、ぶつかって、混乱して、体験して、理解する。

それを味わわずして、どうして自分を知ることができるというのでしょう。

自分に与えられた有限の時間を、何のために使うのか。

悔いがないように、充実したと言えるように、生き方を調整するときです。



射手座の木星が、勇気を出して新しい環境に飛び込むことを促しています。

自分の可能性を引き出し、価値を高めるために、どんなことでも体験して、自分の力に変えていく。

慣れた環境から離れることは怖いかもしれないけれど、体験して、血肉となったものは、いつも自分と共にいて、未来を拓くことを助けてくれるでしょう。

自分を活かすのに最もふさわしい場所を見つけ出して、その土地を開墾する。

それは実際のどこかかもしれないし、自分自身の内側の能力の開墾かもしれません。


わたしの中にある、豊かな土地、可能性、安らぎの場所……。

それを見つけ出すことができれば、外の世界も豊かで、可能性に満ちた、安らいだ場所となるでしょう。

 

わたしたちの内なる世界が、いまこの瞬間も外の世界を創造していることに気づいていく、銀河の中心の満月です。