2019年2月5日06:03に水瓶座の新月です
土星と冥王星が山羊座方面で重なって見える……という、土星・冥王星のコンジャンクションと呼ばれる星の配置がいよいよ始まります。
この星の配置は今年の終わりまで続き、来年になると、そこに木星も加わって、木星・土星・冥王星が山羊座方面でほぼ重なって見えるという1年となるでしょう。
時代が大きく転換して、社会の仕組みや基盤が姿を変えていくということが示唆されています。
立春を迎えて、新しい年の始まりの今回の水瓶座のテーマは【未来から愛がやってくる】と、チャートを見ていて感じます。
わたしたちが待ち望んでいた未来が、とうとうやって来た、という気がしてならないのです。
1964年に東京オリンピックがあって、1970年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」
そこから半世紀過ぎた今度の東京オリンピックから2025年の大阪万博で、わたしたちはどんな時代を迎えるのでしょうか。
かつて、誰もが憧れて夢見ていた時代がやってきて……だけどいま、わたしたちは本当に心からしあわせだと感じているでしょうか。
いまひとたび、自分に気づき、目覚めていく、水瓶座の新月です。
全国のさまざまなところで、古くなったもの、このままでは廃れてしまうもの、機能していないものに対して、改革の波が押し寄せるときです。
特に形骸化しているものに対して、それはやってくるでしょう。
誰もが良いとは思っていないのに「そういう伝統だから」「前任者がそうやっていたから」「そういうものだから」というだけで続いてきたものたち。
水瓶座はわたしたちを人間たらしめる星座ですが、それは「目覚めた意志が人生の隅々にまで行き渡っていること」と、言えるでしょう。
裏を返せば、思考停止に陥っているものが限りなくなくなるという生き方に理想を抱く星座です。
そして、世界のあらゆるところに人間の意識が通電していることを、進化と呼ぶのかもしれません。
「なぜ、それが起こっているのか」ということを見て、気づいて、その法則を理解し、必要とあらば修復していくことが水瓶座の役割です。
すべてのものには因果があり、法則があり、構築している仕組みがあるでしょう。
それを限りなく理解して、その人にとって、より本質的な生き方をすることが水瓶座の理想であり、人間にとっての進化です。
自分で考えず、自分で決めず、自分と対話もせず、自分を探求もしない……それは古いたましいの生き方、魚座の時代のやり方でしょう。
以前にも書いたことがありますが、魚座時代のたましいは「悟性魂」といって、みずからで考えることを放棄し、外側に権威を求めて、それに従う生き方を選びます。
一方、水瓶座時代のたましいは「意識魂」と呼ばれ、それはみずからの内に答えを求め、まわりがどうであろうとも、信念を貫く生き方を選ぶでしょう。
少彦名神と水瓶座のたましいと禁厭解き
意識魂を持って生まれた水瓶座チルドレンが成人を迎えて、各地で横のつながりを作り出し、権威に縛られることのない自由な生き方を始めています。
わたしたちは誰もが尊重されたいし、自分を肯定してほしいし、自分なりの喜びの形を表現して、充実した日々を生きることを望んでいるでしょう。
誰もが自分の手でそんな生き方を実現する……自由で明るい未来が、いまここに到来しています。
興味深いことに「人生100年時代を迎えて、わたしたちは80まで働き、たくさん学んで、これまでよりもずっと長く多くのことを体験できます」という話を各地でしていると「楽しそう!!」という人よりも「えーーそんなに働きたくない」「そんなに長く生きなくていい」という人の方が多いような気がします。
もし、そう思うのだとしたら、いまの働き方や生き方にどこか無理やしんどさを感じているのでしょう。
確かにそうである限りは、長くなった人生を生きることは、しんどさが増えるばかりです。
そこにはどこか自分をごまかし、自分に嘘をついているところがあるでしょう。
自分の本当の望みではなく、世間一般の常識やまわりから求められていることに合わせているところがあるのかもしれません。
それは悟性魂の生き方です。
水瓶座の時代が深まっていく最中、古い時代の生き方をしていると規格に合わなくなっていき、しんどくなるのは当然とも言えるでしょう。
しかし、それでもわたしたちは、その事に気付かないように、いまここを感じることを避けて暮らしていることが多いようです。
忙しく予定を入れたり、スマホで時間をつぶしたり、テレビの音を部屋に響かせたり。
音や情報を身のまわりに氾濫させれば、自分と向き合わずに済むでしょう。
代わりに自分の機能の一部を停止させて、本当の意味での「自分にとっての正しさ」と向き合うことを遠ざけているのかもしれません。
そして、そうすることによって、ますますしんどさや不安が増していくでしょう。
わたしたちにとっての進化とは、自分を見て、感じて、気づき、自分にとっての正しさを選択すること。
人生の責任を誰かや何かに委ねることを止めて、最良の人生を送る責任を自分が果たすのだと覚悟を決めて、それを自分の手で実行すること。
わたしたちには力があって、意志があって、知恵があって、愛があって、人とつながることができます。
自分のすべての機能を目覚めさせて、使いこなし、自分を無理やしんどさから遠ざけて、幸せにすることこそが、わたしたちに課せられた責任です。
かつて魚座の時代を生きる先人たちにとって、人生に選択の自由はなく、人生のほとんどの時間が生きるため・食べるためだけに費やされてきました。
わたしたちはいま、彼らがかつて夢見た未来の世界に暮らしています。
この世界で自分で選び、創り出し、しあわせに生きることが、先人たちにとっての悲願でもあるでしょう。
どうか、有限の時間とエネルギーを無駄にしないで、しあわせに生きてほしいと、この世界を過去に支えてきた人たちが願っています。
かつて人々が願ってやまなかった未来が、愛と豊かさと共に、わたしたちの生きる世界に降り注いでいます。