2018年6月28日13:52に山羊座の満月です
夏至を迎えたあとの、最初の満月。
見える世界も、見えない世界も、あちこちで変化の波が見え隠れする2018年ですが、5月に天王星が牡牛座に入ってからというもの、変わりたいけれど何をして良いかわからない、なんだかいろいろなことがリセットされたように、まっさらになってしまったという人によく出会います。
頭で考えても、よくわからないときなのかもしれません。
今回の山羊座の満月は、個人を超えたところからやってくるメッセージを受け取るのにぴったりの時期。
山羊座はアンテナ。「わたしの場所」にまっすぐに立って、背骨を伸ばすことで土地とのつながりが強化されます。
蟹座は受信機。自分の内側と外側で起こっていることを、ハートでキャッチします。
考えることを脇に置いて、身体をまっすぐに伸ばし、ハートに耳を傾けることで……いまの自分と世の中に必要なことが、わかるかもしれない!?満月です。
わたしたちの持っている、家系からやってきた影響を超えていくときです。
ファミリーツリーを進化させるときだといえるかもしれません。
環境に順応するわたしたちは、そうだとはっきりと言われたわけではないのに、相手を察して、空気を読むことで、この場でどのようにふるまうことが正しく、どうふるまうのはふさわしくないのかということを、無意識のうちに関係から学習していきます。
これは月の働きです。
そのやり方は自分に根付き、パターンとなって、人と一緒にいるときの心の反応や、環境でのふるまいに現れるでしょう。
夏至のテーマはわたしたちがより完全になるように進化することにありました。
夏至2018★わたしの影と出会う夏
https://ameblo.jp/light-side/entry-12384793111.html
そして、現在、進行している土星は、その時々にわたしたちがしっかりと向き合ってマスターしていくテーマがなんであるのかということを教えてくれます。
山羊座土星で占う2018年の課題
わたしたちが日々、忙しく過ごしながらも自分と向き合って、しっかりとその時々の課題をこなしていくことが必要です。
もし、それをサボってせずにいると、あとから、そのサボってきたことに関する出来事が生じることになるでしょう。
土星はわたしたちを成長させるために、しっかりとマスターすべきテーマを人生のなかでくり返し提示してきます。
自分でマスターしていないことがあると、わたしたちはそれを近い関係のなかに期待して、相手にそれさせようと投影することが起こるでしょう。
特に家族のあいだでは、たびたびそれが起こり、家族のメンバー全員で、ひとつのチャートが作られるように、無意識にそうしていることがあります。
しかし、それはある役割に誰かを縛り付けることにもなるでしょう。
働く人はつらくても働き続け、家事をする人は家を出ることをゆるされず、家族の影を担うメンバーはいつも問題を抱えなくてはなりません。
その役割をガマンしてこなしている人は、他の人にも同じようなガマンを求めるでしょう。
強制させられている気分の人は、同じように強制させるでしょう。
これは、人が自分自身の土星を使いこなしていないときに、よく見られる現象です。
自分の人生を、できうる限り、自分の力で創り上げていくことを助けてくれるのが土星ですが、サボっている部分があると、その力を自分で隠し、そこの課題を無意識に他者に求めていながらも、そうしていることに気づきません。
その背後に、おきざりになっている自分がいます。
その自分を迎えに行くときです。
ヒントは、なんとなく、いま、うまくいっていないこと、モヤッとしていることにあるでしょう。
対人関係のなかに、パターンや苛立ちを感じることがあれば、そこに自分の本音が隠されているはずです。
相手になにを期待して、なにが満たされていないのでしょうか。
もしかすると、それはわたしが自分でできることかもしれない。
わたしが肩代わりしていて、それを手放す必要があるものかもしれない。
その心の声をていねいに聴いて、自分の「本音」とつながるときです。
自分の内側に表現していない感情がたくさん詰まっていると、受信機がうまく働きません。
宇宙の流れや、自然のめぐりや、土地の声を聴くコツは、考えすぎないこと。
ハートが軽やかであること。身体がすこやかで、まっすぐであること。
この三つが揃うと、時流を読み解き、多くの人たちが求めていることを理解し、それに対してどのようにしたらいいのか、ということがおのずとわかるでしょう。
なにをしていいのか、わからないときは、まずしっかりと身体を休めて、美味しいものを食べて、深く眠ることが必要かもしれません。
心に溜まっている怒りとかなしみと不安と緊張を、しっかりと感じて表現してあげる必要もあるでしょう。
どんなに忙しくても、忙しいからこそ、自分のための時間を作ってあげることも大切です。
いまが時流の境界線。
時の流れが変わり、生き方が変わり、人の意識が変わるとき。
潮の流れを見逃さないように。
動くタイミングで、速やかに動けるように。
風を読み、水を感じ、土地の声に耳を傾けてみる……。
見えるものも、見えないものも、変わりゆく夏のはじまりです。