【レポート】ザビエ・ベトコート★占星学のシンボルの探求 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

5月15・16日(火・水)に名古屋にて、占星学のエキスパートであるザビエ・ベトコート氏のスペシャルなワークショップが開催されましたニコ

 

募集時の概要はこちら

https://ameblo.jp/light-side/entry-12355748582.html

 

本当に素晴らしくスペシャルなワークショップだったので、レポートしたいと思います!!

 

 

当日の会場には日本各地から40名近い方々が集結。

 

占星学という星の学びを通して、ご自身の内なる探求をしようという意欲に満ちた素敵な人たちですにやり

 

今回のワークショップは1日目が牡牛座の新月、2日目が天王星の牡牛座入宮というタイミングだったので、占星学のシンボルを通して愛と豊かさと生きる歓びを探求するというテーマでした。

 


1日目は「愛と関係性について」

 

ザビエの話は占星学とは伝統的な科学であり、宇宙から人間が見出してきたものがシンボルだという話からはじまりました。

 

シンボルの語源はギリシア語のシンボロンに由来し、それは元々ひとつだったものをふたつに分けて、ふたりの人間がそれぞれを所有し、それを突き合わせることで相互に確認し得る「割符」を意味していました。

 

元々ひとつだったものが、分かれて二極を創り出し、それは対極にあるけれど、同じところを由来としている……それゆえに、自分の持っているものの対極から自分を統合させるためのヒントを見出すことができる、ということです。

 

たとえば、太陽星座に対向する星座は対極となり、また太陽星座のエレメントと相反するエレメントも対極にあたります。

 

持っている質の対極を扱うことは難しいけれど「それが難しいと知っていること」で、現実から嫌な出来事が減っていくとのことでした。

 

 

これは投影の話であり、わたしたちは自分の扱いにくいもの、うまく使いこなせないものを次々とブラックボックスに入れていきます。しかし、それを積み重ねるほど、現実の中にそれらが映し出されて、見せられる/体験させられることになるわけですね。

 

ザビエは何度も「recognize」という単語を繰り返していました。認知する。それがあるということに気づいている。

 

自分の中にそれが「ある」と気づいていると、そのエネルギーをわたしたちは建設的に使えるようになっていきます。

 

だから、嫌なことがあったとき、人生の苦しいときにこそ、チャートを読むことを勧めるのだとザビエは言っていました。

 

それは自分が使っていないもの、無意識下に置いているものに気づくチャンスであり、チャートの最も使いにくい星の中にこそ、その人の最も面白く躍動的な可能性が秘められているのだと。

 

 

ふーーー。愛ですね。愛を感じます。

 

ザビエの語る言葉のひとつひとつが、わたしたちが人生で得られる経験と価値と才能について、気づかせてくれます。

 

ホロスコープ・チャートは宇宙の曼荼羅で、神の名前の付けられたシンボルはマントラであり、それをわたしたちがリスペクトして読み、星の名を唱えることで、わたしたちは統合されていくのです。

 

序章の段階で早くも、わたしたちはそれぞれの内なる宇宙への探求にいざなわれていき、これまでの経験や自分の質の極にあるものや気づいていること、いないことに思いを馳せるのでした。

 

 

午後はそこから発展して、わたしたちのブラックボックスに最も気づかせてくれるものが関係性だというところからはじまりました。

 

ビンゴで当たったご参加者やザビエの生徒さんのチャートを題材にしながら、話は進められていきます。

 

わたしたちはひとりでいるとき、自分のバランスが取れていると思いこんでいますが、誰かとの関係がはじまった途端に、お互いの投影によってバランスを失い始めます。

 

すると、そこから逃げて深く関わることをやめようとしたり、自分を抑えて相手に合わせたり、相手に我慢を強いて合わせさせたりすることがありますが、それでは自分がいつまでも対極の一方しか持たない存在のまま。

 

相手の中に見えるシャドウを受け容れることではじめて、わたしたちはより完全に近づくことができるのでした。

 

深く関係するほど、変容が起こる……7ハウスで対峙した影が、8ハウスで変容を起こして統合する過程の物語です。

 

 

話を聴きながら、わたしのハートはキリキリと痛むのでした。

 

愛とはホント、相手の中に見える自分の影への「recognize」なのですが、水のエレメントを持つわたしとしては「だって、そんなこと言ったって、嫌なものは嫌なんだよ~」と無駄な抵抗をしたくなるわけです。対極にある風のエレメントを使って「相手と対話して、理解すること」が大事なのでしょうが、水はどうしても「もう話したくない、わたしの人生から追い出したい」となってしまうのですよ。

 

そこで話は自分を愛すること=内なるゴールデン・チャイルドを楽しませることへとつながるのでした。

 

ああああ……と、おそらく、ご参加のみなさんも深く納得されたのではないでしょうか。

 

1日目ですでに、とっぷりと心の内側に潜り込み、過去を振り返り、影に抵抗し、愛をもってハグしたくなるような旅路でしたにやり

 

 

この日の夜は懇親会でした。

 

牡牛座の新月を象徴するような、美味しい料理と飲み物と素敵な女性たちとの楽しいおしゃべりの夜。

 

ザビエがみなさんのテーブルをまわって、少しずつお話する機会を作ってくれました。

 

牡牛座の新月と、天王星の牡牛座イングレスに祝杯をあげて、心地よくおひらきです。

 

 

 

2日目は「豊かさとキャリアについて」ですが、最初にザビエがしてくれたのは、天王星が牡牛座に入ることで起こる影響について、でした。

 

これは生物的な進化の星の配置であり、過去に牡牛座の天王星を持って生まれた人たち(ジョン・レノン、ダライ・ラマ、ホーキング博士、ゴッホ、フロイト、ベートーベン等)が、さまざまな分野において、新しい可能性を創り出したことを例にあげながら、新しい形で秩序が表現されていく時代となることを話してくれました。

 

 

本題は、またまた濃厚で盛りだくさん。

 

こちらもビンゴで当選した方のチャートを題材にして、解説が進んでいきます。

 

2-6-10のハウスの話からはじまって、6ハウスを詳しく……6ハウスは通常、労働や作業を示す部屋ですが、12ハウスが対極にあるため、そんなに単純な部屋でもない、という話が興味深かったです。

 

MCは9-10とふたつのハウスの中間にあることから、そのふたつの部屋と、それぞれの部屋の主である木星と土星のバランスを見出すことが大事。

 

それは自分の内外の権威や責任との関わりであり、発展させるためには7ハウスも必要で、それを支える3-6ハウスも大切で……と、わたしたちの社会性を頂点にして、ひとつひとつの枝葉が組み立てられていきます。

 

 

そして、ここでもゴールデン・チャイルドの話に帰結するのでした。

 

わたしたちが存在する理由は「進化するため」であり、そのために欠かせないのが木星と土星。

 

そのカギは唯一、クリエイティビティを持っているゴールデン・チャイルド。

 

ゴールデン・チャイルドの才能を使わずして、わたしたちはミッドヘブンを達成できません。

 

太陽と月の持つそれぞれの「歓び」と、わたしたちが「間違うこと」で進化する話。

 

なにがあってもシンプルに、中心にいるゴールデン・チャイルドに戻ることで尽きることのないエネルギーの源とつながることができる。つまりホロスコープ・チャートは人をヒーリングするパワーを持っているのだという話でしめくくられました。

 

ふーーー!! 2日目も引き続き、自分の内側に深く深くダイブしながら、多くを学ぶ1日でしたにやり

 



みなさんからの質問をまとめた質疑応答を代表してやらせていただきました。

 

 

主催者であり、2日間本当に素晴らしい通訳を務めてくれた、なおっつこと持田直子さんが「ザビエはボルテックスのようだ。ひとたび始まったら、ザビエを信じて、ついていくしかない!!」と最初におっしゃっていましたが、実際にその通りだったと思います…(笑)

 

ご参加のみなさま、頭をヒートアップさせながらの2日間のザビエ・マラソン、おつかれさまでした~!!

 

 

素晴らしい経験の機会を与えてくださったザビエ・ベトコート氏と持田直子さん、影で応援し支えてくださった方々と、そしてご参加してくださったもみなさまに、心から感謝です。本当にどうもありがとうございましたニコ

 

 

 

そして、そして、早速、次回の予定も決まりました!!

 

2018年10月30・31日!!

 

 

ザビエの占星学は、ホロスコープ・チャートという宇宙の曼荼羅を通して、自分という人間を深く理解して、受け容れていく心の旅路です。

 

見果てぬ意識を切り拓く木星の旅であり、そこに自分の力で一歩ずつ進んでいく土星の旅であり、自分を進化させる天王星の旅でもあるでしょう。

 

学びを通して宇宙とひとつとなる海王星の旅であり、その果てで意識の変容を体験する冥王星の旅ともなるかもしれません。

 

 

占星学と錬金術(アルケミー)

ゴールデン・チャイルドと創造性

射手座の木星

トランス・サタニアンの探求

 

あたりをテーマに、面白い企画を考えようと思いますので、今回ご参加された方も、されなかった方も、よかったら、いまから日程空けておいてくださいね~!!