【雑記】12番目のハウスについて | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

春分の前日に高松で「魚座29度のリリスと12番目のハウスの集い」というワークショップを開催しました。

 

春分前夜の魚座29度の日に、1年間の12星座サイクルで溜め込んだ澱を吐き出して、すっきりと春分を迎えよう!!という試みです。

 

 

占星術のハウスシステムの中でも、12番目のハウスというのは、とても繊細な複雑さをはらんでいる部屋。

 

そこには、わたしたちが諦めたこと、表現しなかったこと、ガマンしているものが溜めこまれています。

 

 

クローバー クローバー クローバー クローバー クローバー

 

 

たとえば「これをしたい!!」と思ったのに、そのチャンスを逃してしまった。

 

誰かに先を越されてしまった。

 

「やりたいけれど、どこから始めたらいいのか、よくわからない…」と持て余している、など。

 

さまざまな理由で、結局はやらなかったとしても「これをしたい!!」と思ったものが消えてなくなることはなく、発芽しようと試みたけれど、結局芽生えなかったものは12ハウスに留め置かれます。

 

すると、どうなるのか。

 

いつも「わたしのしたいこと」は、誰かに先を越されたり、やるチャンスがつかめなかったりして実現できないことが続くでしょう。

 

 

言いたいことがあるけど言えない、あるいは、悔しいけれど言い返せない、ムカついたけど黙っていた、ということが溜まってくると、なにが起こるでしょうか?

 

たとえば、身近にいつもイライラしていて文句や愚痴ばかり言ってくる人がいるとします。

 

その人に対して、本当は「もういい加減にして!!」と言いたいけれど、気が弱いとか、今後の関係を考えるとついガマンしてしまうとか、関わると余計に面倒くさくなりそうなのでこらえている、といったケースです。

 

言いたいことをガマンしていると、どんどんその人の文句と愚痴を言う声は大きくなっていくでしょう。

 

それでも黙っていると、もっと怒り出すかもしれないし、それもガマンしていると、不当な怒りや文句をぶつけられることになるかもしれません。

 

それは、あなたが『ガマンすることを諦めて』自分の感情をしっかりと表現するか、あるいは溜めこんだエネルギーで体調を崩してしまうまで、続けられることになるでしょう。

 

 

12ハウスはそのような「内側から芽生えようとしたけれど、結局形として表現されなかったものたち」が留め置かれる部屋。

 

形にならなかった意志と感情のゴミ箱といえるかもしれません。

 

表現されなかった「ゼロ以上、イチ未満」のものは、もうゼロに戻ることはできず、12ハウスには、行き場をなくした感情、挫折した意志、くじかれた出鼻、片づけていない問題が溜めこまれていくでしょう。

 

この部屋がいっぱいになると、溜めこんだものを手放すために、身体で不快なエネルギーを排出しようとすることが起こり、体調が悪くなります。

 

あるいは感情を発露させるために、感情をどんどん逆なでするような「もうガマンできない!!」という人物が目の前に現れたりするでしょう。

 

 

そうなる前に、安全に溜めこんだエネルギーを放出する必要があります。

 

カタルシスですね。

 

溜めこんだものはエネルギーですから、叫んだり、ジャンプしたり、暴れたりすることで、発散できます。アートで表現するという方法もあります。

 

お酒を呑んで、大暴れ。クラブで狂ったように踊りまくる。カラオケでロックを頭を振り乱して大絶叫。アクロバティックな体位でセックスしまくる。

 

どんどんやるといいのではないでしょうか。


 

高松では、みんなの「溜めこんだ思い」をシェアして、その上で「本当は言いたくてたまらないこと」を、言いたい相手に対し、出さない手紙に書くということをしました。

 

「本当に相手に伝えるわけではない」とわかると、わたしたちは安心して(?)罵詈雑言の限りをぶつけることができます。

 

みんな、ためらうことなく、ものすごい勢いで能弁に手紙を書き進め、部屋にはなんともいえない異様な雰囲気が立ち昇ってきました。いいぞ。

 

 

みなさんの書いた呪いの手紙(笑)は、般若心経にはさんで、わたしが預かりました。経本にはさむと、そこに含まれた数々の呪い(笑)が、安全に昇華されていきます。

 

更に場をクリアにするために、みんなで「喃語で思いを発する」というワークをおこないました。

 

以前にも書きましたが、わたしたちのハートに溜まっているもやもやを表現するのに、喃語はとても有効です。

 

触覚からはじまって、聴覚で終わるということ

https://ameblo.jp/light-side/entry-12351979668.html

 

 

月の言語は、わたしたちの内にある、言葉にならない感情を表現するのにぴったり。実際に声を発して、その後に静けさの中にとどまることで、ハートと場がとてもクリアになりました。

 

ちなみに預かった呪いの手紙(笑)は、その後に光明真言をしばらく聞かせておいたら呪いが昇華されて、普通のおとなしいイノセントな用紙に戻ったので、お焚き上げして終了。

 

後日、ワークにご参加いただいた何人かに、とてもスッキリして思い残しがなくなったと言われました。

 

 

自宅のゴミ箱を掃除するように、たまに12番目のハウスをクリーニングすると、人生のさまざまな局面がクリアになるのではないかと思われます。

 

もし、やってみたいという方がいらしたら、いつでもリクエストくださいませ。一緒に呪いの手紙を書きましょう(笑)