【新月】2018魚座新月★海に還る | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2018年3月17日22:11に魚座の新月ですうお座

 

新しい12星座のサイクルがはじまる春分前の、わたしたちをやさしく包みこむ時間。

 

どこまでも限りなく、心が自由に解き放たれて「わたし」という個人の意識が大きな全体の海に溶けていくとき。

 

新しい「わたし」として春分から再び独り立つ前に、いらないものを全部手放して、クリーニングされていく、魚座の新月です。

 

 

新月図で小三角を作る太陽・月と木星と冥王星が、真実の扉をひらくときです。

 

普段その扉は安全弁として、閉じているでしょう。

 

わたしたちは脳が処理できるだけの情報を受け取っていて、処理できないものは入れないようにして、安全を保ちます。

 

 

しかし、この星の配置が真実の扉を開かせるため、無意識の領域から、さまざまな音や言葉やイメージが押し寄せくるかもしれません。

 

それを夢のなかで受け取ることもあるでしょう。

 

あるいは、ぼんやりしているときに、ふいに「あ、なんか、わかった」と気づかされるものがあるかもしれません。

 

はたまた、洗い物をしたり、お風呂に入ったりしているときに、唐突にある種の感情が湧き上がってくるということもあるでしょう。

 

 

それらを受け取るコツは、感性でキャッチすること。

 

なんとなくの直感、気になるもの、目についたもの、聴こえてきたもの、ふと降りてきたもの、忍び寄る気配……音も姿もなくやってくる「それ」を、動物たちは本能的にキャッチします。

 

わたしたちもそのように全身の感覚を鋭敏に研ぎ澄ませることで、それらをキャッチできるでしょう。

 

 

頭で考えると受け取ることはできません。

 

わたしたちの知性は、理解できないことは不確定情報のバグとして処理してしまうため、あえていつもの思考のスイッチをオフにして、感性に身をゆだねると良いでしょう。

 

静かな心地よい場所で、なにかを特にしないで、くつろいでいることで、急に理解がやってきたり、先のビジョンが見えたりするかもしれないし、他のなにかを感じるかもしれないし、あるいはなにも起こらないかもしれません。

 

期待をやめて、なにかに働きかけるのではない「なにもしない時間」が、全方位的な受容の状態を作り出して、真実を受け取る器となるでしょう。

 

 

自分と他者、あるいは場所や時間との境界があいまいになりやすい時期です。

 

感受性がとても強くなり、一緒にいる人、空間、時間とあたかもひとつに溶け合っていくかのような感覚がする人もいるかもしれません。

 

そこまでではなくても、さまざまなものの目には見えない影響が浸透しやすい時期ですから、どこで誰と過ごすのかということが重要でしょう。

 

 

心地よい場所で自然や、動物や、空や、土や、木々や、草花や、星たち、太陽と月……心地よい景観、心地よい音、心地よいリズム、心地よい色、心地よい香り、心地よい肌触りと共にあることで、深いところから癒されるでしょう。

 

いまの時期は強い感情や刺激物、人工的な物や光などは、心を興奮させたり、苛立たせたり、落ち着かない気分にさせたりするかもしれません。

 

雑多で落ち着かないエネルギーが自分の内側に渦巻いていることを感じるときは、絵を描いたり、歌ったり、踊ったり、飛んだり、呻いたり、笑ったり、音を鳴らしたりすると手放されていくでしょう。

 

言葉で表現できないものを、全身を使って表現することで、エネルギーが放出されていきます。

 

 

てっとり早くクリーニングしたいときは、1kgの海塩と500ccの純米酒を湯船に溶かして、好きな精油とキャンドルライトで、とっぷりと頭のてっぺんまで浸かります。

 

小さな声でハミングしたり、心の内にあるものを絞り出して声で表現したりと、胴内に溜まっているものを喉を使って汗と一緒に流すと、すっきりと感情を集合意識の海へと還すことができるでしょう。

 

 

まもなくはじまる春分からの流れは、地に足をつけて一歩ずつ積み上げていく、山羊座の本番。

 

夢のような時間は終わり、ちゃんと起きて、身体を使い、手ごたえを感じながら、ひとつひとつ達成していくことになるでしょう。

 

身体が疲れたり、さまざまな感情が溜まったりしていると、エネルギーが弱り、体感覚が鈍くなって、直感も働きにくくなり、思考までネガティブになってしまいます。

 

地のエレメントの時期は、身体が資本。

 

元気あふれる活力の満ちた身体を整えるように、ここで心身にとってやめておきたいことや古くなった習慣や考えを置いていきましょう。

 

 

まっさらに軽やかな心と身体で新しいサイクルに飛び込む直前の、すべてを海に還して生まれ変わる新月です。