【雑記】魚座の季節 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

現在、太陽が魚座を通過する季節ですが、ちょうど水星・金星・海王星も魚座に集結していました。

 

魚座は12星座のサイクルの終わりとはじまりを象徴し、これまでの一連の流れを終わらせると同時に、次のサイクルに持ち越したくないものをクリーニングする星座です。

 

 

実際にどのようにクリーニングするのかというと、このサイクルにおいて、わたしたちが感じないようにしてきたこと、見ないようにしてきたことを、いまひとたび、再上映することで改めて、見て感じる機会を与えようとするでしょう。

 

自分ではうまくやり過ごしてきたつもりの感情が、この季節を迎えると、それらを「手放すため」に、リバイバルされます。

 

 

恒常的な怒りとストレスを抱えていながらも、それを隠して無理している人の前には、怒りをまき散らす人が現れて、不当なことを言われ続けるということが起こるかもしれません。

 

それは、その人が自分自身で怒りを表現するまで、どんどんエスカレートしながら続くでしょう。

 

怒り返すか、身体の不調を起こして倒れるか…抑圧されたものを感じ切るまで、再上映されるのが魚座の季節です。

 

 

さみしさを隠し持っている人には、これでもかというぐらい、まわりの友達がハッピーにつながっているように感じられて、自分だけがその輪に入れないような思いが募るかもしれません。

 

嫉妬を隠し持っている人には、優秀で才能あふれる人たちが、次々と目の前で活躍する機会を目撃して、胸がかきむしられるような悔しさがにじむことがあるでしょう。

 

 

魚座の季節は、わたしたちが心の奥に隠してきた、さまざまな感情を外側の世界に投影することで気づいていく時期。

 

感情を溜め込むことで起こる、自分自身の成長を止める働きを解放するために、わたしたちはしばしば対人関係を通して、自己の本当の姿に気づかされていきます。

 

魚座は自分と外の世界との境界を曖昧にするため、いつもなら「人は人」と割り切れることでも、そこに見えるものがすべて、自分の何かを映し出しているかのように感じさせるのでしょう。

 

 

魚座はわたしたちの個の意識を、より大きな意識とひとつにする働きがあります。

 

怒りや嫉妬、かなしみ、さみしさ、せつなさ、痛み……さまざまな感情が心の深くに横たわっているかもしれませんが、なにかをきっかけに浮かび上がってくるものがあれば、理由がなんであれ「感じきること」がポイントです。

 

怒りを全身で表し、泣いて、叫んで、転げまわり、のたうちまわることで、いま感じているものを「感じきる」と、それは表現されて、手放されていきます。

 

逆にいえば、特にいま何かを感じているわけではなくても、演技して感情を表現するつもりで、怒りを表してみる、かなしみにひたってみる、さみしさを感じてみる…ということをしてみると、心が軽くなるでしょう。

 

その感情をアートとして、描いたり、詩にしたり、踊ったりして表すことも有効です。

 

 

わたしたちは特別に何かがあったわけではなくても、日々の生活のなかで少しずつストレスを積もらせ、ちょっとした瞬間に傷ついています。

 

その小さな塵が積もって、目の前にいる人を通し、溜めてきたものがなんであるのかに気づかされるタイミング。

 

カラオケで絶叫し、お風呂にひたって泣いてみて、芸術とばかり感性を爆発させて、無人の部屋でゴロゴロとのたうちまわって「安全に」心を感じきっておくと、世界に平和が戻るかもしれません。