2016年09月22日23:21に秋分です![]()
陰陽が反転して、長い夜がはじまるとき。
今年の秋は遠くに置いて気づかなかった自分自身と邂逅するような、深淵な季節となりそうです。
【わたし】のなかを流れ、息づいている音に、静かに耳をすませて。
【わたし】が、この世界をどのように感じ、どのように眺めているのか、しっかりと、改めて理解する。
この世界とわたしは調和しているのか、不和を感じているのか。
世界に対して信頼があるのか、恐れがあるのか。
「わたしは何があっても大丈夫」と自信があるのか、見えない先行きに漠然とした不安があるのか。
なんとなく、日々感じている心の動きを、しっかりと見ることで。
それらの世界を創り出している自分自身に気がついて、その心を作るに至った過去を振り返るときです。
遠い過去のどこかで、みずから隠した心の一部を探し出して、解き放つ。
自分自身の深淵に潜りこみ、過去に隠してきた心といまひとたび、めぐりあう、秋のはじまりです。
◆過去とのつながりが、未来を生き抜く力となる
蟹座13度ではじまる秋分のチャートが、わたしたちのルーツを掘り下げて、遺伝のなかに受け継がれた資質や、生まれ育った土地について、改めて理解するようにうながしています。
21世紀の現在において、わたしたちは自由に好きなところに移り住み、誰とでも暮らせるけれど。
綿々と過去から受け継がれてきた営みのなかには、あふれんばかりの貴重な知恵と技術とが詰まっています。
わたしたちの身体は親から与えられ、その身体を宿主として、魂が宿っている存在。
今回の人生において魂が体現したいことをすべて実現するには、まず肉体の持っている資質と可能性を解き放ち、才能として発揮しながら、世界に飛び出していく必要があるのでしょう。
機能として身体に備わっている資質を才能に変えるには、学び、繰り返し反復する必要があります。
わたしたちは自分で思っている以上の、たくさんの資質と可能性を持っています。
ルーツを探って、親や祖父母や曾祖父母やそれ以前の祖先たちが、どこをどのように生き抜いてきたのかを理解することが、才能を解き放つヒントとなるでしょう。
ルーツを知り、理解することは【わたし】という個人と、それを背後で支えている霊的な集合体とのつながりを強化させます。
また、人間の営みは土地に記憶として刻まれるので、祖先たちが生きた土地を歩くことで、土地のエーテル体と身体のエーテル体とが共鳴し、活性化されるでしょう。
身体のエネルギーが活発になるほどに、祖先たちが持っていたさまざまな才能や、生き延びるための知恵が、DNAの螺旋のなかでより鮮明に息づきます。
それはこの変革の時代を生き抜く力として、これまでも、そしてこれから先も、おおいに活躍してくれるでしょう。
◆傷つきやすいハートに宇宙が降りてくる
とても繊細で傷つきやすいわたしたちが、傷つくことを恐れて、感じないように心を隠してきたパターンを終わりにするときです。
現在の社会で、傷つかずに生きていくことはとてもむずかしいけれど。
傷つかないようにハートをかたく閉ざすことで、わたしたちは余計に傷ついてきました。
傷つかないように、深入りすることをやめて、余計にさみしくなって。
傷つかないように、自分から深く愛することをやめて、誰からも深く愛されなくなって。
傷つかないように、発言することをやめて、理解されることがなくなって。
傷つかないように、自分から働きかけることをやめて、可能性が閉じていく。
そして、わたしたちは結果的に、もっと傷つくことになったのです。
否定されないように、頭で考えて先回りして、うまく立ち回ってきたかもしれません。
本当はとても傷つき、動揺しているときでさえも、クールな大人のフリをして『わたしは大丈夫』と笑みを浮かべていたかもしれません。
そして、更に傷つき、繊細になって、自分を開示することが、自分から愛することが、自分から働きかけることが怖くなって、頭で正解を求め、ますます縮こまるように身動きがとれなくなって。
そのハートを解放するときがきました。
ハートを自由に解き放つと、たくさん感じるので、とても傷つくことになるでしょう。
だけれども、その分、たくさん愛し、愛されます。
そんな自分を受け容れることで、信頼が高まり、その信頼をもって他者にゆだねると、たくさんの共鳴が起こるでしょう。
木星の天秤座期がはじまったいま、あらゆることが、自分の心と、外の世界との写し鏡となっていきます。
わたしたちの見ている世界は、自分の心の在り様が写し出されているもの。
そこになにを観るのか。
それはわたしがどう感じているのかとイコールです。
傷つきやすく、繊細な心を観念して受け容れて、面倒くさくても、揺れながら感じることで、そんなわたしを心から愛してくれる人が現れるでしょう。
自分で感情をコントロールしようとしたり、感じてはいけないと抑えたりしていると、そのように条件づけて自分を扱う人が現れます。
ちょっとしたことですぐに揺れ動き、傷ついて、ヒステリックになる、扱いにくい心。
他者の感情を敏感に察して、共に揺れ動き、振り回されて、落ち着かない気持ち。
『感じなければいいのに』と鈍感なフリをすることで愛が凍りつき、面倒くさくても、狭量な自分を諦めて、感じきることで、ハートの容量がどんどん広がり、愛が無限に増えていきます。
そして、あらゆる感情はしっかりと感じきることで、消えていき、すべてのエネルギーが昇華されると、そこにはぽっかりと静かで深い空間だけが残るでしょう。
そこに宇宙が降りてきます。
◆魂の声を聴いて、わたしたちは進化する
わたしたちは過去から学び、予想して、自分にとって最適なパターンを創り出しています。
日常的な行動や思考や感情は、ある定型パターンに沿っていることが、観察していると、すぐにわかるでしょう。
もし、そこに自分の発展や成長の機会を、妨げているものがあるとき。
チャレンジよりも、やらないことを選んでいたり。
「これをすればいいのに」ということを後回しにしていたり。
そんなパターンに気づいて、変えることができるときです。
自分の身体にラクをさせることと、魂の声にしたがって自分を成長させることは、方向性が反比例しています。
なるべくラクをして過ごしたいというのは、動物的なアストラルの欲求ですが、魂はいつでも自分にさまざまな体験をさせて成長することを望んでいます。
わたしたちの進化は、魂の声を聴くことによって、はじまります。
まもなく秋が深まると、ますます加速的に世界が変転していくことになるでしょう。
変わりゆく時代の流れのなかで、留まろうとするのか、進化しようとするのか。
愛を閉じて生きるのか、愛と歓びを分かち合って生きるのか。
資質を眠らせて過ごすのか、才能を花開かせて輝くのか。
自分の選んだ道が、世界を創造する。
まったく新しい章がはじまる予感の2016年秋です。


