2016天秤座満月☆愛と尊重によって心地よい関係を創造する | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2016年3月23日21:00に天秤座の満月です


新しい2016年が始まった春分の3日後の満月は、半影月食となるようです。

ほんのわずかに陰りが表れる程度なので、注意深くしていないと気づかないかも知れません。

わたしたちの内側で日々生じている変化もまた、とても繊細で小さなもの。

そのわずかな光に気づき、意識を広げていくことが、自分を成長させる糧となるでしょう。

2016年は9月から天秤座に木星が入るのですが、その前哨戦となりそうな満月の季節です



■しっかりと把握して、流れを乗りこなす

2016年の春分は、わたしたちの内側で意志の強さが目醒めていき、欲望や感情ではなく、自己存在の中心から、新しい在り方が立ち昇ることがうながされる星のめぐりでした。

2016春分☆信念を貫き、実現する
http://ameblo.jp/light-side/entry-12140067321.html

欲望を中心とした、力を誇示する古い男性性の時代が終わり、世界のあらゆるものに意志を見出して、共存共栄していく新しい男性性のはじまり。

わたしたちの内側の男性性がより光に満ちた意識的な存在になるにつれて、女性性の在り方も当然、変容していきます。


今回の満月は、春分を補足するように、わたしたちの女性性と、そしてパートナーシップの新しい在り方が明示されているようです。

魚座の時代の女性性は、力を誇示する男性に黙って従い、ある種の自己犠牲的な抑圧のもと、粛々と恭順を示すものだったかもしれません。


しかし実際のところ、12星座の円を2分割する女性性に相当する天秤座は、ただただ恭順なサインではありません。

天秤座は絶妙なバランスで、自分と世界を渡り歩く星座。

黙って従うだけではなく、押し出し過ぎるのでもなく、主張したり、受け入れたりするそのバランスを知っているサインです。

全体の様子を見ながら、流れが滞っているところを解消させる意見を述べて、しかし干渉しすぎないように、だけれども素っ気なさすぎないような、絶妙な距離感。

それはわたしたちがいまここで起こっていることにしっかりと目醒めていて、全体の流れと周囲のバランスとを把握していないとできないことです。

わたしたちはこの内なる女性性の絶妙なバランスを使って、どの場所でも、いつの時代でも、自分の立ち位置を見つけることができるのでしょう。

そしていま、わたしたちの意志の力が強まるにつれて、この流れを乗りこなす力も強化されつつあります。



■おたがいの立場に尊厳を置いて

今回の満月が司るテーマは関係性

わたしたちが自己存在に目醒めるにつれて、周囲の人たちとの関係にもおのずと変化が訪れます。

「自分でありたい」と内側で意志が強くなるほどに、その自分のまま、受け入れらることを望むようになるのは当然でしょう。

どこか相手に合わせていたり、本心を隠したりしている関係は、これまではやって来られたかもしれませんが、これから先はどんどん苦しくなっていきそうです。

一方的に支配されたり、相手に恭順を示したりしなければならなかったりする関係も同様です。


たとえ立場が親子や子弟、上司と部下のような上下が生じるのだとしても、おたがいの意志を尊重しない理由にはなりません。

そこにおたがいに与えるものと与えられるものがあるのだとしても、おたがいの立場に尊厳を置いた関係を築いていくこと。

これがわたしたちの自己存在が目醒めることによって、同時に起こるテーマ。

誰とどのように付き合うのか。

そのとき、自分がどのようであるのか。

いま、わたしたちの内側で問われるときかもしれません。



■自己尊重が他者へのそれを拓く

わたしたちはこれまで言いたくても、なかなか言えなかった本心を明らかにするのと同時に、相手の意志を尊重して、しっかりと受け取るということを必要があるのかもしれません。

「わかってくれるだろう」といった甘えや、「やって当然」といった押しつけではなく、愛と尊重によって、どちらにとっても心地よい距離感の関係を創造すること。

その基盤にあるのは、まぎれもなく自己信頼と自己尊重であり、わたしたちは「自分でありたい」という信念を実践するにつれて、他者のそれを尊重できるようになるのでしょう。

信念を現実のなかで貫けずにいると、エネルギーが他者へ向かうため、支配や被支配、依存や不安といった関係に取り込まれてしまいます。


自分自身を尊重して生きることが、他者の在り方を尊重するための道。

そのためには、わたしたちが自分の力をすべて惜しみなく、使いきり、やりたいことを実現している、という感覚を持つことが必要かもしれません。

エネルギーを自己実現以外のものに向けていると、わたしたちは他者にもそうであるように無意識のうちに仕向けようとするでしょう。

賢くエネルギーを使う、というのが春分のテーマでしたが、これこそが、わたしたちを共存共栄の世界を切り拓くカギかもしれません。


いま、あなたは愛する人たちと、まわりの人たちと、真に心地よい、尊重に満ちた関係を築き、そこから充分な愛とパワーをもらっていると感じられるでしょうか。