2016乙女座満月☆この星とわたしたちの可能性 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2016年2月23日03:19に乙女座の満月です


立春が過ぎて、春分まで一ヶ月。

新しい季節がはじまるまでに、自分の心としっかり向き合っておきたい時期です。

太陽は魚座を通過中ですが、12星座の最後のサインである魚座は、これまで体験してきたこと全部、自分の持っているものをすべて並べて、新しくはじまる新しい牡羊座からの流れに備える星座。

持っていきたいものと、手放しておきたいものをわけて、自分にとって、たったひとつの真価を抽出していきます。

わたしたちの中にあるかも知れない、さまざまな恐れや不安や心配事…過去から持ち越したパターンや不要な荷物をしっかり選り分けて、すっきりと軽やかな気持ちになっておきたい乙女座の満月です


■目を醒まして、しっかりと見る

大きな星の流れでは、2011年に天王星が牡羊座に入宮して、山羊座に滞在する冥王星とレゾナンスがはじまった頃から地上での転換が進行しています。

国や社会や地域といった大きな単位から、家族や個人といった小さな単位にいたるまで、わたしたちはこの天の星との共鳴によって、どんどん進化し続け、目醒めが進んでいます。

わたしたちはかつてより、いろいろなことに気づき始めているため、嘘や隠し事や不祥事がどんどん明るみに出る時代となり、これまで隠されてきたもの、封印されてきたものの正体がさらに明かされていくことになるでしょう。


わたしたちがそれに『気づく』ためには、まずそこに、意識を向ける必要があります。

見ようとしなければ、見ることはできません。

意識と無意識のあいだに存在する薄いヴェール。

それはなにも頑丈に隠されたものではなく、ふわっと真実が透けて見えるような軽やかなものでしかありません。

だけど忙しかったり、思考のパターンに陥っていたり、意識が眠っていたりすると、わたしたちはそれに気づけないのです。


なのでいま、しっかりと目を醒まして、それを見ること、神秘のヴェールを取り払うことが、自分自身を進化させるカギとなります。

見て、知ること。
それによって、あきらかとなり、使えるようになる、わたしたち自身の可能性。

自分自身を生きることが求められているときですが、その資質のすべてを使いこなすためのスイッチをオンにしていきましょう。


■葛藤する相関関係を深く理解して、新たな帰着点を見つけ出す

この時期、わたしたちの内側にある、さまざまな葛藤が出てくるかも知れません。

自由でありたいと願っているのに、いま得ているもの、得られる保証から離れたくないという気持ち。

たくさんのひらめきとアイデアはあるのに、それをなかなか現実のカタチにすることができないもどかしさ。

自分の才能や資質に気づいてはいるけれど、それをどこから表現して良いのかわからず、したいのか、したくないのか、自分でもよくわからなくなる複雑さ。

挑戦したい気持ちと、でも、それによってお金がなくなるかも知れないという物理的な不安感。

自分の力で独立したいのに、いまの環境や関係から離れられない依存心。


そのような相反する葛藤が出てきたときは、自分のなかにある矛盾に折り合いをつけるチャンスです。

相反する感情と同化して、あちらとこちらのあいだをぶらぶらとするのではなく。

その感情の背後にある、自分の求めている価値はなにか。

それを得るために、使える自分の資質はなにか。


この時期、わたしたちは、その不安や葛藤から逃れようと『見ないふり』をすることもできますし、この葛藤の背後にある相関関係を深く理解することもできます。

心地悪い感情に背を向けて、面倒くさいと逃げるのか。

心地悪さを生じさせている全体をあきらかにして、新たな帰着点を見つけるのか。


わたしたちの進化のカギは『これまで選んだことのないパターンを選択する』であり『これまでなかった新しい第三の道を内側から創り出すこと』にあります。

内側から新しい創造をはじめるために、無意識にかけられたヴェールを取り払い、そこにあるものをしっかりと『見ること』がスタート地点。


ここまで持ち越してきた、過去からの条件付けは、いったいなんでしょう?

そして、それをまもなくはじまる、新しい春分からの流れに再び、持ち越していきたいのでしょうか?


■あらゆる環境に適応して、その都度に進化する

いま、この現実のなかで、自分に対するうしろめたさや隠し事のない、正直な生き方を創造するときです。

そのためにわたしたちは、どんどん変容しています。

自分の可能性、まだ使いこなしていない資質をひらくために、未知のもの、異なる価値観を取り入れていく。

まだ怖れはあるかもしれない。

不安がなくなることはないかもしれない。

でもそれは、実験的な新たな試みをするときに伴う、当然の感情です。


そこから離れたら失われるかもしれない。

すべて使い切ったら、なにも残らないかもしれない。

だから離れられない。だから、すべてを使うことなどできない。

でも、本当にそうでしょうか。

この、すべてが有機的なつながりを持つ宇宙のなかで、わたしたちは無限にも感じられる恩恵を受けて生きています。

この星の持つ可能性。
わたしたちの持つ可能性。

あらゆる環境に適応して、その都度に進化して、ここまで辿り着いたように。

わたしたちのなかには、新しい時代を切り拓き、そのために自分を再構築する未開の可能性が、生涯かけても掘り出せないほど、眠っているのではないでしょうか。