2015冬至 ☆ 地上に生きる -Living on the Earth- | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2015年12月22日13:48に太陽が冬至点を通過します

地の星座が黄道上に大きな三角を描き、わたしたちの地上での生き方が明確になっていくときです。

地に足をつけて、自分自身に寄り添い、天から恩恵を受け取って、そのいのちのすべてを輝かせて生きる

天と地のあいだに立っているわたしが、光を放って、大地を照らすとき。

もっとも夜の長い冬の時間、わたしたち自身が輝く地上の星となるのでしょう。


■手の内のカードをすべて見せていく

牡牛座の月が上昇宮に位置する冬至のテーマは『自分自身の才能と資質を活かして、豊かな現実を創り出すこと』

そのためのカギは『自分の持っている、すべてをさらけ出すこと』

外側の権威や価値観にしがみつくのではなく、自分の内にある真価を見せていくときです。

自分の感覚にしたがい、これまでの経験から培った独自の感性と思想を出していく。

誰かがそういったからではなく、わたしの体験上『そうであること』に重きをおいて、それを惜しみなくさらけ出していくことが、最初の一歩となるでしょう。


『全部出してしまうと、誰かに真似されてしまうかも』

『出し切ってしまうと、いいカードがなくなってしまう』

『自信がない、間違っているかも知れないから出したくない』

出し惜しみすると、受け取れる恩恵も限りあるものとなるかも知れません。



■ナビゲーションは【信念】と【繊細さ】

どちらの方向へ進むのか、どちらを選択するのか。

それは思考ではなく、信念で決めるもの。

得するとか、良く思われるとか、怖くないとか、ラクができるとか、そういった気持ちではなく、魂が『これ』だと観ずるほうへ。

それを選択することで、自分自身が心地よく落ち着くほうへ。


正直に純粋に自分の『まこと』を、きりきりと磨き上げて、絶対無二の【ストレングス】を自分のなかで築いていく。

自分の弱さや脆さや傷つきやすさといった側面を隠すのではなく、そういった自分がいることを認めて、中心に留めおきながら、進んでいく。

そうすると、すぐになにかに傷ついたり、へこんだり、自信がなくなったりするかも知れないけれど。

その繊細さこそが感度の高いアンテナで、傷つきやすいがゆえに、敏感に大事なところを見つけ出す武器なのです。


右手に信念を、左手に繊細な自分をかかげて、きりきりと磨きをかけていくことで、世界のどこへ行っても輝きを放つ『わたし自身』が立ち昇ってくるでしょう。


■魂は諦めない

自分で定めた限界を超えていけるときです。

高い壁だと思っていたものを、行き先を遮っていると感じていたものを、一歩ずつ自分の力で克服していけるときです。

どれだけ自分を信頼できるか。

どれだけ自分の可能性を信じられるか。

どれだけ自分に成長のチャンスをあげたいと思うのか。

そして、そんな自分にどれだけ気づいていられるか。

わたしたちの魂は、いつも成長の機会を待っていて、思考や感情が諦めようとするときでも、魂は決して諦めることはありません。

わたしが立ち上がり、こころざし、歩み続けることを、ずっと寄り添い、見守っています。


母のおなかに宿ったときから、いのちが尽きる、そのときまで。

生まれ持った才能を磨き上げて、その才覚をふるい、地上にその証しを刻む。

先人が残した光を辿りながら歩き、またみずからの歩みから洩れた光が、いつか誰かの歩く道しるべとなるのでしょう。


■銀河の中心を観ずる

心が発している声を聞き逃さないように、遠くを横切ったかすかな光を見逃さないように。

風に混じるにおいが変わる瞬間を、肌をなでる感触が変わる瞬間を逃さないように。

この地上に生まれ落ちた、からだ。

そこに宿る、いのち。


そのすべての可能性をひらき、世界のそこかしこに満ちている豊かさを全身全霊で受け止める。

この世界は愛と創造で満ちていて、わたしたちは思い描いたものを、形として、結果として、実現させることができるでしょう。


わたしはいま、この瞬間、なにを地上に生み出しているのでしょうか。


奇跡のような自己存在。

瞬きするような一瞬のいのちの煌き。

眠りながら過ごせば永遠のように長く、なにかをやり遂げるにはあまりにも短く。

からだ全部の細胞を目醒めさせて、地上で生きていることを祝福する2015年の冬至です


世界のぬくもりを、その感触を、風景を、満ちている音と香りを、からだ全部で感じて。

なにが心地よいのか、なにを大切にしたいのか、なにを守り、なにを創っていきたいのか、わたしたちはすべて知っているし、そのいのちの歓びと共に目を醒ましていましょう。

駆けめぐるように過ぎていく銀河の歳月のなかを、自己存在の中心に寄り添って生きる、濃厚で極上な冬のはじまりです。