それが9月18日11:48に再び射手座に戻ってきましたので、昨年末に書いた射手座土星入宮図の話を再掲載したいと思います。
12月24日01:36に土星が射手座に入宮します

土星はおよそ29,5年かけて、太陽のまわりをひとめぐりする星でだいたい2,5-3年程度のあいだ、ひとつの星座に滞在します。
2012年10月から2年2か月、土星は蠍座に滞在していました

射手座には2014年12月から2017年12月20日までのおよそ3年間滞在します。
土星は現実社会に境界線を引くことで物事を具体化させる働きのある『具現化の星』であり、『現実を継続させる星』。
わたしたちが日常生活を支障なく過ごすことができているのだとしたら、そこには土星の力が働いていることになります。
土星がある星座に滞在すると、その星座の持つテーマに対して、『あなたの現実はそれでいいの?それを長く続けていられるの?』と、何度も問いただしてきます。
そこで、わたしたちは自分のハートと対話することになるのです。
『本当にわたしはこれで良いのだろうか』と。
土星が入宮することで射手座のテーマがわたしたちの内側で展開されていきます。
わたしたちの秘めている可能性を最大限まで押し広げて、自分の持つ力を現実のなかで発揮し、理想を実現していくこと。
これが射手座の野心です

そのため土星が射手座に入ると新しい知識や体験が広がっていく可能性があります。
新しい学びの機会やアイデアが到来したら、深く理解して、さまざまな可能性に目醒めるためにも、ゆっくりじっくり進めるのがベター。
あなたの内在している力がどんどん目醒めていくでしょう。
また高い理想を抱き、その信念を日常の中で実践していくことになるかも知れません。
夢やインスピレーションを形に変えて、地に降ろすことができるときです

その過程において大きな目的やプロジェクトを組織化することもあるかも知れません。
射手座の土星期はわたしたちの視野が広がって全体を見ることと細部をしっかりと見ることが同時にできるときです。
思考も理路整然と働きやすいので、目的を達成するためにはどのように動けば良いのか簡単にわかり、それによって確実に結果を作り出すことができるでしょう。
これは、わたしたちが夢や理想を実現するための大きな機会。
高い精神性をもって自分を現実のなかで導き、憧れていた場所へ足を踏み入れていきましょう

また、この射手座土星期の3年間は自分の真価について学ぶときでもあるようです。
自分にとって真に価値のあるものとはなんでしょうか。
物質的なものはもちろん生きていくために欠かせませんが、内在する才能や心理的な感受性、霊的な力や精神性、倫理観といった『価値あるもの』が、あなたのなかに多くあるはずです。
それらの内在する価値が、物質的な価値をうわまわることを理解する必要があるでしょう。
自分がなにもできない、なにも持っていない、才能もないと卑下することが、実際の生活の中で金銭的損失を招くことになります。
わたしたちの真価と現実の富は共鳴するため、自分の内なる価値よりも物質的な金銭のほうが大切だという思いがあると、現実のなかで金銭面での不安定さが高まるでしょう。
『お金がなくなるかも知れない』という怖れは、自分の内にある真価を見出す機会を遠ざけます。
怖れによって、わたしたちは自分の真価を発揮することよりも、外側の富を優先してしまうでしょう。
そして、その結果により、現実の金銭生活はより不安定なものとなっていくかも知れません。
自分の才能に目醒め、内在する価値を大切に育てていくことが、現実の富を安定させるために有効な手段です。
本当に求めているもの、必要なものに気づくための時間が、この射手座土星期のあいだに訪れるかも知れません。
自分に対する真価を見出すほどにわたしたちの可能性はより広く大きな世界へと解き放たれていくでしょう

失われていくもの、できないことではなく、もうすでにあなたが持っているもの、自分のなかにある小さな真価に着目し、そこを広げ育てていくことが、結果的に理想を実現させるための近道となりそうです。
射手座が持っているのは、視野を広げて、スピーディーに未来を引き寄せる力。
この射手座の力を使いこなすことで、わたしたちは欲しい未来を自分の手で創り出すことができます

大きな世界を信頼して、そこに小さな自分の可能性をめいっぱい広げていきましょう。
自由の翼で限界まで空高く飛び立ったときに
秘めている可能性を最大限まで活かしきることのできる理想郷にわたしたちは辿り着くのでしょう

秘めている可能性を最大限まで活かしきることのできる理想郷にわたしたちは辿り着くのでしょう
