2012年12月21日20:11
【冬至タイムシフト…
遠い約束を果たす時間】
わたしたちのもっとも長い夜……冬至のチャートを
読んでみました。
わたしたちの住まう地球は太陽系惑星のひとつで、
この太陽系は天の川銀河の端に位置しています。
天の川銀河の中心は2012年現在、地球から見ると
射手座26度方面にあり、毎年太陽がその方向を
通過する冬至直前は、地球と太陽と銀河中心が
直列する季節でもあります。
地球が太陽のまわりを1年をかけてめぐっている
ように、太陽系全体は銀河中心のまわりを
2億5000万年という気の遠くなる年月をかけて
めぐっています。
銀河の中心は、ある意味、太陽の太陽といえるかも
知れませんが、その銀河の中心の正中と横道面が
揃う星がふたつあります。
北のゲートはオリオン座の手に。
南のゲートは蠍座に。
占星術ではアスペクトという概念がありますが、
星と星がある角度やつながりを持ったとき、
そのポイントにエネルギーが流れこみます。
銀河中心と関係を持つ星は、そのエネルギーと
つながるための門といえるでしょう。
また、この二点の星は幽界の門でもあります。
わたしたちの世界は目に見えるすこしのものと、
目に見えないたくさんのもので成り立っていますが、
この見えないものたちとわたしたちをつなげる門
でもあるのです。
冬至直前に地球と太陽と銀河中心が直列することは
すでに述べましたが、ここに今回の冬至は
南のゲートである蠍の星も参加するといいます。
また、今回の冬至のタイミングでは、これまで
銀河中心のまわりを遠ざかるようにまわっていた
太陽系の周期が、今後は銀河中心のまわりを
近づきつつ、まわりはじめる周期に切り替わるとも
いわれています。
外へ向かうエネルギーが、わたしたちの男性性を
拡大させるのだとしたら、内へ向かうエネルギーは
わたしたちの女性性をひらき、愛と受容性を
拡大させるのかも知れません。
批判ではなく赦しを。
怒りではなく愛を。
敵対するものに慈しみを。
勝つことより受け容れることを。
新しい時代を切り拓いていくときに必要なのは、
そんな女性性のしなやかな強さかも知れません。
この、おおいなるタイムシフトのタイミングが
2012年の冬至……日本では12月21日の20時11分と
なります。
冬至のタイミングの上昇宮は獅子座にあります。
これは、まさに「天岩戸開き」のような配置。
夜のもっとも長い冬至の季節に、昼の中天を支配するのは蠍の星。
蠍は「闇に光をあてる」ことによって、
わたしたちの岩戸の内から輝きを見つけ出します。
わたしたちの光、あるいは輝き。
それは誰もが生まれたときに唯一この世へ
持ってきたものでしょう。
この光をもう隠すことはできないのかも知れません。
山羊座の太陽はジュノーと共にあり、わたしたちが
それぞれの使命を果たすことで輝きが増すことを
告げています。
生まれてくる前に、この人生で成し遂げようと
約束してきたこと。
それを果たす時間がやってきたのでしょう。
冥王星が天の意思を地に降ろすことを助けて
くれそうです。
わたしたちが自分の魂の役割に目覚めるにつれて、
そこから輝きが広がっていくことになるでしょう。
実践の時間です。
わたしたちの世界を創っているのは、
わたしたち自身です。
実践のために必要なチカラはすでにわたしたちの
なかにあります。
右と左。陽と陰。男性性と女性性。太陽と月。
霊と肉。光と影。
二極の側面を織りなし、自分のすべてを使い、
世界を創造していきましょう。
光の側面だけではなく影の側面…これまで自分の
欠点だと思っていたところや、苦手意識のある
ところ、あるいは自分に評価を与えてこなかった
側面にこそ、創造のヒントがあるかも知れません。
蠍の土星と山羊の冥王星のコンビネーションは、
わたしたちが強い意志を持てば、どんな苦境でも
乗り越えていけることを示しています。
新しい創造の過程で、過去の遺恨や問題が現れよう
とも、あらゆるものを片付けられるときであることも、
星は示しています。
創造していきたいのは、どのような世界でしょうか。
生まれてくる前に決めた、遠い約束を果たす時間です。
内なる魂の声に耳を傾け、強くしなやかに、
自分の世界の頂をめざしていきましょう。
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