原発から子どもを守る | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

20日の水曜日、新横浜でおこなわれた
田中優さんの講演に行ってきました。

内容としては前回とほぼ重なるところが
多かったのですが、わたしの情報を
補足的に入れつつ、まとめておきます。

前回の様子はこちら。
http://ameblo.jp/light-side/entry-10852812500.html

わたし個人としては
危険性を煽るつもりはありませんが
子どもを持つひとりの親として
事実を知らずに子どもを危険にさらして
しまうことは避けたいですし
また、おかしな風評被害が広がるより
みんなが正しい知識を身につけて
おたがいにケアしあい、支えあうことが
大切だと感じています。


ちなみにPCで情報を読めない方には
コチラを印刷して配布をどうぞ。
http://stop-genpatsu.up.seesaa.net/image/stop-g.pdf


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現在、福島原発の1号機から
6号機まで放射性物質が出ています。
(5・6号機からも微量に放出中)

それに対して政府・東電側は
「ただちに影響はない」といっていますが
これは「確率的影響がある」ということです。

「確率的影響」というのは放射性物質を
浴びた量に比例して、影響の出る確率が
上がるということ。
これについて政府側はまったく話しません。


放射性物質の防護基準は1年間で
1ミリシーベルトまで、というのが
大人の基準です。

子どもは大人の10倍
胎児はさらにそれ以上の影響が
あるとされます。
細胞分裂の速さによるものですね。

1年間で10ミリシーベルトの被曝で
発ガン率が0.3%上昇
するそうです。

それが大人の確率ならば
子どもだと3%、胎児だとそれ以上です。

1学年で100人いたら3人は発ガンするか
白血病になるか、ということです。

なのに政府は子どもであっても
20ミリシーベルトまでを許容としました。

年間20ミリシーベルトというのは
大人でも白血病を発病して労災認定
されるレベル
です。

そんな環境に子どもをおくこと…
わたしだったら即刻退去です。

小学生だった頃、同級生が白血病で
亡くなって、とてもショックだったことを
いまでも覚えています。

そんなことが日常的に、学校中の誰かが
ばたばたと亡くなっていくなんていうことが
起こってよいのでしょうか。

それも誰がそれになるのか
誰にもわからないリスクです。


アメリカのエネルギー省が発表した
事故後1年間の周辺地域の推計累積
被曝線量では、年間20ミリシーベルトの
範囲が、原発から半径30キロ圏を超えて
北西方向に40~50キロ程度まで広がって
います。


その地域の方たちはいま、動かなければ
子どもたちへの影響がどんどん出てきて
しまいます。


しかし、政府がそれをしないので
福島にいる人たちは避難できません。

行政に対して交渉を始めている方たちも
います。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/


18歳以下のお子さんと
妊娠している方への影響が
懸念されますが
不安でありながらも
地元の会社で働いていたり
住宅ローンを組んでいたり
高齢の方と一緒に暮らしていたりすると
すぐに動いたり決断したりすることが
むずかしいということもあるでしょう。

しかし、お子さんがある日突然に
白血病やがんを発症してからでは
間に合いません。
先に自己防衛手段をとって
子どもを守ることが先決だと思うのです。

いろいろむずかしい問題もあると思いますが
子どもたちを守ろうとする支援グループが
各地で立ち上がっています。


FOR OUR CHILDREN
http://forourchildren.info/

東京里帰りプロジェクト
http://www.satogaeri.org/

東北関東大震災 被災者受入れプロジェクト
http://by-the-sea.jp/wp/

短期被災者受け入れプロジェクト@関西
http://plaza.rakuten.co.jp/lofkyouikucenter/

母子疎開ネットワーク「hahako」
http://hinanshien.blog.shinobi.jp/

三重:疎開プロジェクト
http://www.omotehama.net/sokai/2011/03/post-6.html

佐賀:きずなプロジェクト
http://www.pref.saga.lg.jp/web/index/bousai-top/bousai-kinkyu/touhoku/_53797/_53962.html

いずみ助産院へようこそ ~母と子のサロン~
http://ameblo.jp/izumihanamaki/entry-10855895639.html

TAO塾での疎開者受け入れ
http://www.taocomm.net/

みんなでつくる震災被災者支援情報サイト
http://sites.google.com/site/minnadewiki/home/kihon/accept

被災者受け入れ先リスト | 東北地方太平洋沖地震 | おむすびネットワーク
http://www.omusubinet.jp/

赤ちゃん☆プチ☆引っ越プロジェクト
http://ameblo.jp/nijinosizuku/entry-10865873415.html


わが家では母と相談して実家を
「東京里帰りプロジェクト」の
ステイ先として登録しました。

また宮崎の友人たちが、宮崎での
疎開先を作ろうと現在がんばっています。
上記のリンク先はそちらのコミュニティから
転載させていただきました。


しかし、こういった支援者がいる反面
各地の受け容れ拒否や
疎開してきた子どもたちに対する
学校と生徒の対応などのニュースを
見ると痛々しい思いがしてたまりません。

それも正しい知識を理解していないが
ゆえの行動ではないかと思います。

まず大人がしっかりと理解して
それを子どもにキチンと伝えることが
大切ですね。