ちょっと泣いてもいいですか | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

東北地方太平洋沖地震から
72時間が経過して
そのあいだ
すごい勢いで状況が変化しています。

わたしの月は12ハウスにあって
メンカルというくじら座の恒星とパランしていて
ハートは簡単に集合無意識の渦に
巻きこまれてしまうのですが…。


地震がきたときは偶然にも
たまをが3年生になって初めて
風邪と中耳炎で学校を休んでいる日で
予定を変更して
わたしと旦那は家で仕事をしていました。

そのため家族揃っての地震で
肩寄せ合って
そのときを過ごしました。

初日は夜中まで停電だったので
状況把握がなかなかできず
電話メールもつながらず
キャンドルナイトで
安否確認に明け暮れて。

その後、少しずつ状況がわかってきて
青森にいた義父母と
岩手にいる親族たち
身内の安否確認を続けて…。


昨日は鑑定の仕事が入っていたけれど
「行くのが怖い」
と反射的に感じて
そこで初めて、かなり緊張とショックを
受けていることに気づきました。

行かなくちゃいけない…と思いつつ
無力感のような
足に力が入らないような
いまここにいることができないような感覚が
ハートにありました。

『ちょっと泣いてもいいですか』

ハートがそういうのを感じて
「もちろん」と、わたしはそれを受け容れる。

『とても悲しい。それに怖い』

「うん、そうだよね」

『だってわたしは半分が岩手の子だもん』

「うん、そうだね」

『どうして、わたしの故郷がこんな目に遭うの?
 わたしの好きな街並み。
 わたしの愛する静かで素朴な人たちが
 どうしてこんなことになってしまうの?』

「うん、つらいよね」

『おばあちゃん…!!』

わたしのハートの内側にいる子どもが
17年前に亡くなった
岩手の祖母の名前を泣き叫ぶと
祖母はいつものように
すぐにそばに来てくれました。

大丈夫。
そういって祖母がわたしの頭をなでました。

これまでもたくさん大変なことがあったけれど
飢饉も洪水も戦争もあったけれど大丈夫。
どうにかなる。
いつだってやり直せるよ。
毎日陽は昇るし
空はいつも青い。

激動の昭和の時代を
厳しい岩手の農家で
10人の子どもを産んで
亡くなる直前まで
畑で働いていたおばあちゃんは
とても強くて頼もしい。

おばあちゃんに寄り添ってもらって
ひとしきり泣いたら
「がんばろう」
という気持ちになって
仕事に出かけました。


横浜は一見
いつもと変わらないような賑わいで
だけれども
歩いているだけで心臓がどきどきする。
胃がむかむかする。

ああ、そうか。
普通に見えるけれど
きっとみんなも怖いんだなあと
天を仰ぐと
綺麗な天気のいい青空が。

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