耐え難い苦痛の正体は | SOAR ~飛翔~

SOAR ~飛翔~

飛びたくて飛びたくて、必死に羽ばたいて、
飛び立てなかった鳥は、今日もあの空を見上げる。

コーチやってるってことがすごく嫌なんだ。


耐え難い苦痛なんだ。


…そんなのとっくにわかってる。



やらないでほしいとか、すごい勝手なこと言った。


勝手だってわかってて言った。


それぐらい嫌だった。めちゃくちゃ嫌だった。すごい嫌だ。



みんなを支援することが、私を否定することじゃない。


みんなを肯定してるからコーチやるんじゃない。



ちゃんと説明してくれた。


わかってる。わかってる。


そんなことはわかってるんだ。



…だけどそれでも嫌なんだ。


私は排除されたのに、私はもうできないのに、


みんなは一緒にやれる…。


一緒に夢が見れる…


一緒のラクロスが見れる…


嫌だ。それがたまらなく嫌だ。


私は独りなのに、私には何もないのに、奪われたのに、


みんなはみんなで笑ってる。


みんなはずっとつながってる。



嫌だ。嫌だ。嫌だ。



ガキだと思う。


バカにしたければすればいい。


…だけどそれが、私の夢だったんだ。


ラクロス部に入った意味で、目的で、目標で、


どうしてもそれがやりたかったんだ。


それだけは譲れなかった。


どんなに傷つけられても、それだけは譲れなかった。


どうしても、どうしても叶えたかった。



それを奪われたに、


あまりにも理不尽な扱いをされたのに、


どうしてみんなは、そんないい思いができるんだ…。



嫌でしょうがない。すごく嫌だ。嫌だ。



許せないんだ…