きらきら、ほら
笑って、笑って
きらきら、ほら、ね
笑ってて、そう
躓きながらも
私は前へ進むから
どうか泣かないで
春の季節に会おう
だから笑って別れよう
別れを告げたくはないから
ただ笑顔でさようなら
成長した姿を想像するの
会う時が楽しみになるよ
そんな不機嫌そうな顔したら
眉間にシワができちゃうよ
聞いてる?ねえ、
こっち見てよ、笑ってよ
零れた涙が私にまで
伝染しちゃってツライよ
きらきら、ほら
涙は似合わないから
きらきら、ほら
笑ってて欲しいよ
優しい笑顔が好きなの
確かな道なんて
全て、透明
愛しいアナタさえも幻影
ならそこにいるのは誰?
なぜ、僕の名を呼ぶの
たまに曖昧になる記憶
夜の道をバイクで走る
冷たい風に、銀色の月
揺らぐ景色を脳に焼き付け
アナタの映像を塗り潰す
ああ、声がする
少し低い、心地良い声
そっと目を閉じ
冷えた指先を瞼にあてる
肺いっぱいに息を吸い込み
叫ぶんだ
愛しいアナタの名を
波の音を聞くとなぜか思い出す
アナタのキス
呼吸音が似ているのかな
獣のような荒い息遣いと
自然の生み出す絶大なパワー
海面に反射した月が
アナタの髪色に見える
聞こえていますか、僕の声
最後に見たアナタの寝顔は
やっぱり綺麗で忘れられない