確かな道なんて

全て、透明

愛しいアナタさえも幻影

ならそこにいるのは誰?

なぜ、僕の名を呼ぶの



たまに曖昧になる記憶

夜の道をバイクで走る

冷たい風に、銀色の月

揺らぐ景色を脳に焼き付け

アナタの映像を塗り潰す



ああ、声がする

少し低い、心地良い声

そっと目を閉じ

冷えた指先を瞼にあてる

肺いっぱいに息を吸い込み

叫ぶんだ

愛しいアナタの名を



波の音を聞くとなぜか思い出す

アナタのキス

呼吸音が似ているのかな

獣のような荒い息遣いと

自然の生み出す絶大なパワー

海面に反射した月が

アナタの髪色に見える



聞こえていますか、僕の声

最後に見たアナタの寝顔は

やっぱり綺麗で忘れられない