拉薩の朝。
小雨。寒い。
今日は一日拉薩観光。
まずはポタラ宮
以前は事前予約などなくてもいつでも観光できたというポタラ宮ですが
今は完全予約制。
セキュリティチェックも厳しくなり
酸素缶やボトルウォーターの持ち込みも禁止になったそうです。
そんなわけで、せっかく旅行会社が用意してくれても持っていけないという事態に。
皆さんだいぶ不満がっていましたが、こればかりは致し方なく。
添乗員さん曰く、青蔵鉄道ができて便利になり観光客が増えてからこういう風になったんだとか。
観光する者にとっては便利なのは大変ありがたいことですが
こういう副作用が出てしまうと私なぞはちょっと考えてしまいますね。
ポタラ宮は大変大きなお城ですが観光できるのはそのうちのほんのわずかだそうです。
半分以上は開かずの間状態だとか。
理由はいろいろあるのでしょうが
こういうところで政治的な理由を聞くとなんだかがっかりしてしまいます。
ポタラ宮は丘の上にあります。
よって少し登る必要があります。
しかも大きな建物なので中に入ってからも階段です。
梯子みたいな急な階段が続きます。
人が多くてゆっくりと休むこともままならず
ツアーの方が二人ほど倒れそうになりました。
後々このことはツアーのメンバーから苦情がだいぶ出ていましたが
私的には羽黒山の2400段のほうがずっと苦しかったし
やっぱりお年寄りの方から倒れていくので
こういうところは若いうちに行っておかないといけないのかなぁなんて思ったりも。
ポタラはサンスクリット語で神の住む場所というような意味だそうです。
ここはチベット仏教の生き仏ダライラマの住まいです。
でも今は主なき城。
歴代のダライラマの墓地と化しています。
城のあちこちで白い布が奉納されているのを見かけました。
両端にフリンジがついている極薄のマフラー状のもので
名前を忘れてしまいましたが
チベット仏教の信者さんが願い事をしに来た時に奉納しているものだそうです。
拉薩についたとき現地ガイドの方から
大事なお客様を迎えた時に贈るものですということでいただいていましたが
宗教的な意味もあるようです。
表の参道の屋台で大量に売っていました。
何か願い事をして投げ入れればいいのですよと言われましたが
私は日除けに顔を隠す目的でしか使いませんでした。
そうそう。この日は朝は小雨で肌寒かったのに
雨が上がるとものすごい晴天になって
チベットらしい強い強い日差しに照り付けられました。
でも湿度が低く乾燥しているので東京のような暑さではないので
日陰があればかなり涼むことができます。
ポタラ宮を後にして次はセラ寺。
タール寺同様、広い敷地内にたくさんの建物があります。
ここはお金を払えば内部の写真が撮れるという制度で
結構撮ってる方がいました。
マンダラや菩薩の壁画、刺繍などがとてもきれいです。
山サンゴやトルコ石を原料にした顔料で描かれているため
時を経ても鮮やかな色合いを残すことができるのだとか。
ここでチベット仏教名物?の問答の風景を見学しました。
お坊さんが広場に集まって二人一組で問題を出し合うというものです。
問題は経典に書かれていること。
答えはYesかNoだけ。
チベット仏教はとても論理性を大事にする仏教だそうで
こうした訓練で論理的な思考を養うのだとか。
ただ、言葉がわからない観光客にはいまいちその凄さが伝わってきません。
また、こういう修業の風景を見学されることについて
僧侶の方ではどういう風にとらえているのかもちょっと気になり
あまり修業っぽい感じはしませんでした。
続いてジョカン寺。
この辺になると暑さと疲れで観光も息切れ気味。
人いきれとバター臭で高山病でなくても倒れそうになります。
お寺を一通り見て回った後
灯明をともして願い事をしましょう
ということでその場所へ行ったのですが
ここもものすごくバターくさい・・・
そしてサウナのように熱い・・・
願い事をするとかいう気分にもなれず蝋燭に火をつけるだけで終わりました。。。
この日の最後はお買いもの。
ポタラ宮をぐるりと囲む道で外堀通りのような位置付になるでしょうか。
八角街とかバルコルとか呼ばれている市場的な場所があるのですが
そこを散策してお土産でも買いましょうという行程です。
疲れて休んでいる方も多かったですが、私は一応少し歩きました。
お店の数がものすごく多くて
しかもどこも似たようなものを売っていて
目移りしてしまってとても買い物なんてできませんでした。。。
一日中居て、何回も回ったら少し選べるかなと思ったけど。
いわゆる店舗ではなく道にはみ出している屋台もものすごく多くて
安いけどたぶん偽物と思われるものも多数。
ここにも軍人さんが至ることろに屯していてなんだか嫌な雰囲気。
夕方近くになってくると雲行きも怪しくなってきて
スコールが来る前に退散。
この日、オプションでチベットの民族舞踊ショーというのを見に行きました。
なかなかに洗練されておらずイマイチではありましたが
それはそれでこのショーの魅力なのかなとも思いました。
歌と踊りの素材はいいものがあるのだからもう少し演出を考えてもいいのでは?
と素人ながらに思いつつ。。。
そういえばこのショー、写真撮影OKでちょっとびっくりしました。
しかもショーが始まってからも人の出入りが収まらず
皆さん自由に出入りするし、劇場内での行き来も遠慮がありません。
ケータイメールなんて当たり前。
電話で話している人、隣の人や前の人とおしゃべりしている人までいて。
自由すぎるなぁ・・・。
ショーが終わって夜。
ポタラ宮のライトアップを見に行きました。
ライトアップが好きなのは日本人だけかなぁと思っていたのですが
これは日本人向けのイベントなのかなぁ。
闇の中にぽっと浮かび上がる姿は
大したことのない景色でも幻想的に見えるから不思議です。
旅の終わりが近づいています。







