瀋陽の朝。
寒い。
雪と霙と雨と変わりながら結局一日中降り続いた。


ホテルの朝食はふつうのビュッフェだった。
結構欧米人が多い。


チェックアウトの時、インターネット接続料金を払おうとしたら
インターネットは無料ですと言われた。
うれしいのだけれど・・・


夕べインターネット接続をしようとしたら
IEを立ち上げた時のトップページに
インターネット接続は1時間20元でそれ以降は24時間50元
という警告とそれにたいする同意を求める画面が表示されて
同意しないと使うことができなかった。


だからブログのネタはテキストで書いて
今日の朝メールチェックと一緒にまとめてアップロードしたのに。
実はタダだったなんて結構ショック。
カウントダウンの画面まで出てきて、急ぎながらやっていたのに。。。


今日の観光は旧大和ホテルから。
かつて満洲国と呼ばれていたころのいうなれば国営ホテルか。
政府の要人や国策会社のお偉方や

外国人の賓客のためなどに使われたらしい。
ホテルの周りには関東軍総司令部や都市銀行の満州本店など

重要な建物が立ち並んでいたそうだ。


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それらの建物は今は瀋陽の老舗企業や海外ブランド

政府機関の建物として使われている。
ホテルの方は今もホテルとして稼働中で

古いけれどもそれなりの格式をもっているそうだ。


建物の造りや外観は当時のままに内装も一部残されている。
エレベータのなかった当時

満州に建てられた建物の特徴のひとつに螺旋階段があるのだとか。
見上げると目が回りそうな螺旋階段は

手すりが紫檀、踏板には滑り止めに牛皮が貼られているという豪奢な代物。
螺旋階段の踊り場から見るロビーの風景は当時の雰囲気が十分に感じられる。
外観は日本風というよりはロシア風?
それとも明治のころの日本風はあんな感じだったのだろうか。


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目の前には中山広場と呼ばれる場所があり

中央に毛沢東の銅像が建っている。
満洲国当時は日露戦争の戦死者慰霊碑が建っていたそうだが
文化大革命のときに取り壊され

中華人民共和国の誕生の後毛沢東像になったそうだ。


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続いて訪れたのは旧満鉄総局。外観だけなのでちょっと微妙。
瀋陽市内には満洲遺跡とでも云えそうな古い建物が点在している。
中に入ってじっくり見られるわけでもないし雨もひどいし寒いので
さらっとって感じで終わりました。

途中、中国陸軍の総司令部?と思われる大きな建物を見た。


そういえば戦闘機のエンジンが主な産業のひとつに数えられている

といっていたのはこの辺との絡みなのかと納得。


旧奉天駅。
東京駅を模して造られたそうで

言われると確かにミニ東京駅といった雰囲気。
ただ、周りが全くの中国なのであまり雰囲気はない。
2,30年前までは瀋陽もまだまだ田舎で

満洲国の頃の面影を残していたらしいが
今は市内に残る古い建物にわずかに残すのみで

普通の街になってしまっている。

当たり前か。


市内をバスで走っているとブランド品のお店をたくさん見る。
自動車も高級車がたくさん並んでいる。
瀋陽の物価は東京とそれほど変わらないそうだが
収入は遥かに低いためバランスが取れておらず

小市民の暮らしはそれほど楽ではなさそうだ。


こういう高級嗜好品は80万人の富裕層のためにあるのかな。

そういえば夕食を作らない瀋陽の女性は朝食も作らないらしく
朝ごはんを売る屋台が道のあちこちに列をなしていた。


収入が少ないのに外食が多いというのもおかしな話だが
色々な意味でアンバランスな街なのかも。


今日の目玉は清朝2代目皇帝ホンタイジの墓陵、東稜公園。
何しろひどい天気なので希望者だけで見学。


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造りは東稜公園と同じだが規模はこちらの方がずっと大きい。
入口の門から1.5キロも参道を歩かないと陵の入口にも到達できない。
ガイドさんの計らいで予定にはなかった電気自動車での移動となり楽ちん。


墓地そのものはヌルハチのものより小さくて地下45メートルほどだという。
ここも来年には掘り返されてしまうのだとか。。。


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寒いので食事の前に少し休んで温まりましょうということになり
友誼商店?というお土産屋さんに寄った。
予定外ですしこのツアーではお土産店には寄らない

ということを明記しているので何も買う必要はないですよ

と言われたがお店の方はそれなりにセールスしてくるので。。。

こういうところでなぜかしつこくセールスされてしまう人っているんですよねぇ。

ロシアのお土産であるはずのマトリョーシカを売りつけられそうになっている方。
翡翠の枕カバーをお勧めされている方。
鉄観音茶を買ってしまった方。

値段交渉の結果結局買ってもらえなくて

マトリョーシカの店員さんは結構怒ってました。

でもどんなに安くてもあれは要らないよ・・・・

昔はああいう風に押されると日本人は買っちゃってたんだけど今はもう違うねぇと
同じツアーのおじさん感心しきり。


ここに行くことは今回のツアーの予定に入っていなかったため
ガイドに無理やり連れて行かれたのではないということを証明するために

サインをしてくれと言われて全員メモ帳に署名をした。
ANAは結構お客さんの扱いにうるさいってことでしょうか。
本社にもきっとうるさく言われるのでしょうね。
まぁそれだけ品質を保証しますってことでもあるのでしょうけれど。


趙さんは阪急のツアーをよくやるのか

阪急のツアーと比較をするのですが
トラピックスのツアーはタイムスケジュールがぎりぎりだから

観光もゆっくりできないし
あちこちのお土産店によっていろいろ買わされるけど
ANAのツアーは日程も余裕があるし

お土産店にやたら寄ってモノを買わされることもないから
観光もゆっくりできるし

スケジュールに余裕がある分ツアーメンバーの個々の要望にも
多少は応えられると言っていた。


ガイドよりは団体手配が専門だと言っていたので

業界の事情や裏話も色々ご存じなのでしょう。


昼ごはんは遼寧料理。
海の幸を使った辛くないさっぱりした味付けが特徴だそうです。
昨年夏の青海省では炊いたお米がお皿に山盛で出てきてとても困惑したのですが
今回はガイドさんの計らいでチャーハンになって出てきました。
こっちの方がおいしいです。


さてさて今回のメインイベントともいうべき鉄道の旅が始まります。

いわゆる新幹線的なものはないので

特急で大連までのおよそ420キロを4時間半かけて走破します。
今新幹線を工事中で、完成すれば2時間程度で結ぶことになるそうです。
週末だからというのもあるのかもしれないが

駅の中は人人人人人だらけ。
チベット鉄道のときは人は多かったけれども

場所も広くてみんな座って落ち着いていたので
これほどわさわさはしていなかったけどここはすごい。。。
セキュリティゲートを通るのも乗車口へ行くのもドリンクを買うのも

とにかくパワーが要る。。。


何とか自分の席にたどり着いて定刻通り出発。

私は一人参加なので他の8人とは別の区画に地元の方と混在で乗ることに。
コンパートメントではないが固定のボックス席なので
現地語が話せると楽しかったかもしれない。


一応一等車で全席指定なのですがチベット鉄道のときと同様
自由席からあふれた人が指定席エリアに来ていて通路に立っている。
途中駅で降りる人がいると空いた席に座って
新たな乗客が来るとまた立っての繰り返し。
おちおちトイレにも立てない。


ケータイの着信音も大きいし、おしゃべりの声も大きいし、ゲームの音も大きいし
備え付けのテーブルに突っ伏して居眠りを始めたり
人の座席の方に足を延ばしてくるし本当に行儀が悪い。。。


特急と言いながらかなりスピードはゆっくりなので
車窓の風景ものんびり眺めていられる。
といってもそんなにいい景色というわけではないが。


でも野原が広がっているところなどは
日露戦争の会戦はこういう感じのところでやってたのかなぁなんて想像しながら。


途中駅が来ると大きな街が表れて近代的な見た目を保っているものの
駅間は極めてのんびりとした田舎の風景。
大変申し訳ないのですがこの国は

いったいサミットに出るような国なのだろうか
と思うほどに貧しい風景も。


中国の風景はとてもアンバランス。


巨大な高層マンションを買うほどの富裕層がいながら
瓦礫か廃墟かと見まがうようなあばら家に住む人もたくさんいるなんて。


満蒙紀行を書いたあの教授先生もこんな景色を見てたのかなぁ。

そんなことを考えたり、居眠りをしたりしているうちに列車は大連に到着。
のろのろ運転が祟ったのか、確信犯なのか案の定20分ほど遅れての到着。
電車を降りるとすぐに大連のガイドさんが待っていてくれてほっと一安心。

大連のガイドさんはお子さんが明治大学に留学中だという女性のガイドさんで蔡さん。

東京は原発や地震の影響は大丈夫なのかとしきりに質問していた。

母ですねぇ。


駅中も駅前も大混雑で駐車場をやっとのことで出て

何はともあれひとまずホテルへ。
大連の交通は人より車が優先で人は地下道を使うのだそうです。
治安はそれほど悪くないがパスポートの盗難には十分注意するように

夜の一人歩きはしてはいけないと言われながら暗い道のりを進む。


夜明るいのは日本だけだよと後ろからどなたかの声が聞こえてきたが
確かにそういわれると瀋陽もここも夜の町並みがとても暗い。

何があるのかさっぱりわからない。
ここだって結構な都会なんだろうと思われるが

東京って特殊な街なんだなぁと改めて認識。


今日から2泊お世話になるホテルはずいぶんと豪華な5つ星ホテルです。
ホテルにそこまでの快適さを求めない私ですが綺麗で便利なのは有難いですね。


4時間半も電車に揺られたのですっかりお腹が空いていました。

荷物を降ろして夕食へ。
ここでもまた遼寧料理。

でも昼間と違って量もそれほど多くないし

野菜が多くて食べやすい。

お店は餃子の専門店だそうですが
瀋陽でさんざん餃子は食べたので

ここでは普通の遼寧料理のコースになったようです。


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ツアーのオジサマ方はお知り合いが大連にいるそうで
その方に予約してもらったマッサージ店へ夕食後に行くとかで
なんだかすっかりそっちの予定に振り回されながら

私は一人部屋でブログを書いています。

ホテルにおいてあるガイドブックを見て思ったのですが
大連は男性相手の街って感じがする。

マッサージとかクラブの宣伝がすごく多い。。。
観光地も日露戦争関連のものだし当然といえば当然か。

ガイドさんのお話によると

大連は男の天国

という言い回しがあるそうです。

やっぱりね。。。