さて
先日 床柱の産地 『京都北山杉』の学びを
深めてきました。 専門店の代表からの
詳細な説明をうけました。
『本物は、いい!』 が、私の一言です
◆床 和室が、無くなる時代で販売減少は、あるが、先代からの伝統をしっかりと守り 日本の和の建築文化には、欠かせない木材です。
枝打ち→伐採→皮剥ぎ ※1 →背引き(背割り)→乾燥→管理→出荷
のスケジュールで各現場に使われます。
大きく2つの種類が■絞り丸太※2 (天然と人工物があり 仕上がりが様々な表情)
■磨き丸太※3 (つるつるの手触りがなめらか)と 大きく分けて2種類あるが、
訪れた専門店の倉庫には、数千本の在庫が、出荷待ちの状況でした。
絞りと磨き丸太の詳細はこちら!
■絞り丸太
挿し木の根がなかなかつかない希少価値の高い天然入絞 チリメン絞 天然出絞
今の主流が 三五絞(さんご)
山椒の木の様なサンショウ絞
絞の出方がちょっとひねてるクロンボ絞
他にも 中源絞 楳田絞(うめだ) コネンタン絞などあります。
■磨き丸太
がシバハラ そこにから自然に発生する
天然絞 それに似せるように作られたのが
人造絞丸太他にも変絞丸太など
そのベースには、造り管理する文化が、確立されていた。床柱出荷では、樹齢20~50年生を使用している。苗植えからの
枝打ちのタイミング それをどの商品に仕上げるかが、職人技です。 人工絞り丸太へ仕上げ場合 プラスチック※4 の割りばしに近い部材を杉丸太の回りに番線で巻いて成長過程で型をつける事で、ぼこぼこ感が生まれる。
管理方法は、いかに割れずに出荷するか!にこだわり 湿度管理を中心に四季にあわせて水分量を変化させ 木の持っている調湿効果を活かして管理されていた。
◆山陰地方も依然は、建築文化として
多く利用されてきたが、和室減少 デザイン・機能優先 床回りの 『間』を楽しむ余裕が、無くなりつつ その余裕は、和室でない文化へ日本人も多様化してきている
時代でかたつけれる問題でわないが、
文化の裏に 伝統があり 携わった 地元民の愛がそこにある。京都北山杉の取扱店も現在20件を切ったとの事でしが、『間』 (ま) は、必要なもの→今でいう 癒し これは、これからも無くならない。
2016 7月の京都北山 ※5(枝打ちされた杉の山) の学びは、木の奥深さをまた学ぶ事が出来た旅となった。
※1 皮はぎ設備 水圧で皮を剥く
※2 絞り丸太 こちらは 山椒の木肌に似た サンショウ絞り
人工絞り丸太 長年かけてこの窪みを生み出す
チリメン絞り
※3 表面がピカピカ
同じく 磨き丸太の直径様々な部材
※4 これが 人工絞りようの棒 割りばしとほぼ同じサイズ
※5 ブランドの山々の美しさ (世界でもこんなことしてる所はない)
ご覧のように 西日本には 京都北山杉 奈良吉野杉 お隣の 鳥取智頭杉が
ブランド杉として有名です。
今後各地の 杉丸太の利活用が話題になると考えます。