山陰の杉って?   野口木材店 | 薪ストーブのある暮らしリアル設置現場ブログ|(有)野口木材店

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山陰(島根・鳥取・大山・米子・松江・出雲・出雲・大田他)を中心に薪ストーブのある暮らし提案・施工・メンテをしている(有)野口木材店代表の公式ブログです。現場のリアルな設置事例~木材のあれこれなど公開中 自社ショールームも予約対応にて体感頂いています(^^♪

ここ山陰の杉で 有名なのが 『智頭杉』です。


隣の県の兵庫よりの場所となります。


そこの木材に限りませんが   やはり『育てる』


って事に 手間をかけたかどうか? で成長した木材の


質が問われます。


ポイントは、 『枝打ち』です。  幼少の木材から 成長期


成熟期ときちんとした 形で管理されていると 節の少ない


木材になり 業界では、 質が高いと評価されます。


最近は、 節があるほうが 本物っぽくて良い!!ビックリマーク


なんて 時代が完全に逆行して 本物も 偽物の木材も


見分けがつかない時代なのかもしれませんが、


古来の先人たちが伝えたい思いは、 木の文化を 後世に!


って思いで 地域地域オリジナルな建築文化が出来上がったきたと考えます。


先ほどの 『山陰の杉』  の1つ




これが、智頭杉の引立て材です。


これが乾燥すると 赤身の色が 若干 薄くピンクに変化します。


杉で最も有名なのが 『吉野杉』 ここは更に綺麗です!


また ここ島根の杉は 残念ながら 『お歯黒』って業界用語ですが、


赤身の部分が 黒く酸化により変色してしまいます。


理由は、土壌の中に 鉄分が入り 鉄分あり水分で成長すると、 色味 乾燥具合


など 他の地域より 品質はいまいちな結果になるようです。


ただ  これをうまく使う方法が見いだされれば より島根の杉!って 魅力的になると


思います。




乾燥機から出た  杉の構造材


分かりにくいですが ピンクっていうか 赤く黒いのが 島根杉です。