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武田さんの、日本でのタイトなスケジュールに合わせて一日限定の撮影。
週間天気予報に、雪マークがついていたのが気になりましたが、ギリギリまで待っていただき、引き受けることにしました。
5月発売号でしたから、
「なるべく初夏の雰囲気を出して」というリクエスト。
ちょうど、田島由紀子先生からさくらんぼのアンティークを譲っていただいたばかりでしたので、それを使わせていただくことにして、デザインをスタート。
合わせて選んだ花器はこちら。
グリーンがなんとも美しい、こちらもフランスアンティークです。
撮影日の2日前。
レッスンの仕入れのため、都内に出向いた際に立ち寄った新宿伊勢丹で、10粒ほど入ったさくらんぼを見つけました。
撮影日前日、市川バラ園さんから届いたバラは、そのままずっと眺めていたいくらい…！
芯から冷えるような寒さの日でしたが、華やかで、かつ上品な香りが私の周りを包むように広がり、教室の中だけ5月のバラ園のような雰囲気になりました。
市川さんが、武田さんへのリスペクトも込めて切ってくださったというバラは、美しすぎてハサミを入れることができず…
茎の長いまま、撮影に持参いたしました。
なるべくたくさんのグリーンを合わせるように、田島由紀子先生からアドバイスをいただき、コデマリやアイビー、リキュウソウなど、車に積めるだけのグリーンを持っていくことに。
武田さんと相談して使う撮影小物を決め、武田さんがモニターを見ながら、コデマリを1本1本、慎重に窓枠につけていきました。
その集中力にお声をかけることもできず…
後ろから、ドキドキしながら見守ります。
あっという間に、撮影の部屋がパリの森にいるような空気になりましたよ。
世界で活躍する写真家でありながら、とても気さくな方で、私がお土産に持参した山梨のお菓子を、とても喜んで受け取ってくださいました。
この撮影の企画をしてくださったフォーシーズンズプレスさん。
撮影してくださった武田正彦さん。
美しい薔薇を惜しみなく切ってくださった市川バラ園さん。
撮影のアドバイスをくださった田島由紀子先生。
たくさんの方のおかげで、貴重な体験をすることができました。
そうそう！
当日、ご自身のレッスンがあっていらっしゃれませんでしたが、お手伝いに駆けつけようとしてくださった、LWFの木村千晶先生。
真冬にさくらんぼの枝を探して下さった、アシスタントの友美さん。
エールを本当にありがとうございました。
雑誌掲載は、何度経験しても、新たな課題が残ります。
こうして、誌面で見ると、ごまかしが効かない。
まだまだ私のチャレンジの道のりが続きます。
本日発売、私の作品は106ページに掲載されています。
表紙は田島由紀子先生の作品。
パリでの武田正彦さんによる撮影です。
巻頭には、ヨーロッパの素晴らしいアーティストの作品が紹介され、大変勉強になります。
教室でも数冊販売がございます。少しだけサービスさせていただいています。
ご予約も承りますので、ご希望でしたらご一報くださいね。
皆様、素敵な一日となりますように！
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