やっと観ることができました!
ロストケア
在宅介護における殺人である。
松山ケンイチさんが演じる
斯波宗典。
切ない、なんかとても切ない。
演技がうますぎる。
そして、状況による彼の表情の変化が
切なさを助長する。
本来は、介護殺人であり、さらに42人も殺しているので、
凶悪犯罪者である。
しかし、彼の苦しみから出てきた、人を救ったということ。
救ってはいないのだが、彼の辛い経験から、
そのような捉え方、考えになり、行動になった。
環境が彼をそうさせてしまった。
そして、父親役の柄本明氏の演技は圧巻!
斯波宗典の切なさをわたしがより一層感じたのは、
父親の存在であろう。
在宅介護のしんどさを見事に映し出している。
誰もが、ケアラーになりたくてやっているわけではない、
介護。
人生何があるか分からない!
介護だけではないが、
ひとりで辛さを背負わないことだろう。
それは、誰かに「助けて」と言えること。
でも、それは、助けてくれる環境、社会があることだと思う。
孤立はダメなんです!
これから、どんどん助けてくれる地域、周囲の人、環境が整うことを願わずにはいられない!
そして、長澤まさみさんの大久保検事!
素晴らしい!
正義。
人間はそれだけではない。
感情がある。
感情とどう向き合うのか。
そんなことも感じた。
わたしは、在宅介護が殺人を呼び起こすとは思っていないが、
人によって、辛い状況で孤立してしまえば、
悪い状況が起こる確率は上がるだろうとも思う。
これから、高齢者が増え、認知症も確実に増えるでしょう。
「救い」はどこにあるのか。
誰でも、助けてくれる、分かりやすい安全安心な地域社会になってほしい。
情報がキャッチしやすいこと。
能動的に調べなければ分からない、知らないという状況から、受け身でも情報が届くようにならないものか。
そして、ケアラーのセルフケアだ!!
ストレスフルになり冷静な判断力も落ちるだろう。
これも大きな課題!
映画を観て考えた感じたこと書きました。
きっと、人それぞれの感じ方があるでしょうね。
その感じ方は、その人が今どのような環境にいるか
も影響していると思う。
助け合える社会、
相談しやすい体制。
ほんと、切ないな~。
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