終に私は決断し白内障の手術を受けた。もう5.6年前に同じことを言われていた。晴れた日になぜか白く曇ったようにかすんで見えていた。生活に支障は全くなかったので長らく放置した。今年4月のエイプリルフールに再度眼科を訪ねた。
それが今月17日から始まった。その前にも検査、説明会で訪問している。眼科へ通うことは先ずは少ないだろう。今、眼科は老人たちの憩いの場だ。憩いではない。待てど暮らせぞ宵待草、なかなか診察が始まらない。凡そ受付から2時間近く掛かっている。
左目、右目一週間明けて新しいレンズに変わった。手術そのものは確かに時間が駆らなかった。術後の痒みのほうに気を取られている。とにかく頭、顔が痒い。普段は何気なく掻いているのであろうが今は掻けない。雑菌の入るのにも気をつけねばならない。
一昨日の術後から片目でネットビデオを見ていた。集中ができない。何かに紛らわしたい。目の手術には多くの友人に聞いて回った。手術の失敗なんて有ってはならないことだ。もし見え無くなれば大変なことだ。
何もできないことは家族の粗大ごみになるようなものだ。ほぼほぼ間違いないのであろうが医者の先生は手術なのですからと抑えの言葉が出ている。確かにリスクがあると言っている。100万人に一人であろうと見えなくなると患者側は困るのだ。家族を巻き込んで生活が一変するのだ。
汗の掻く夏場の季節も避けたほうが良いだろう。この痒み火曜の朝まで続くのかと思っている。友人たちは暑くなってからの手術は止めとけなんて誰も言ってくれなかった。良いこと尽くめの世界が変わるという励まししかなかった。
新しい眼、死ぬまで使うのだろうがあと何年使えるのだろうか。歯も新しい歯にできたらねぇ。君は欲が深いよ。
(2024年7月2日)