未来(25) 少子化と一極集中の構造改革
東京を中心とした一極集中は一向に解消されない。政治、経済、文化も東京を頂点として動いているようだ。税金も一極集中だ。私の貴重な税金も一度東京に集められて再配分されているようなものだ。
一極集中は50年以上も前に語られている。首都を三重北部、岐阜南部あたりにと語られたこともあった。いつの間にか雲散霧消になってしまった。問題点はわかっているのだが首都移転がいくらかかるとか東京が反対するとかで決して進まない。
もう人口の4割近くが東京圏の中で政治決断できるわけがない。少子化はそのような環境に育まれたものだ。土地が高い。家が狭い。教育費がかかる。子供に費用がかけられない。大学の集中度も激しい。教育の文科政策も東京中心としたものだ。
地方から上京する。大学に入り仕事も東京に集中する。生活もそこでするしかない。出会いもそこになり結婚もそのようになってゆく。地方はますます高齢化する。年寄りかキツネ、タヌキ相手の地方にはもう戻りたくもねぇ~とくる。
『おらぁそんな村いやだ』と言って東京で成功した。帰ることはないわな。家狭いから子供は一人でいいべ。それが如実に東京都出生数0.99に現れた。吉本芸人もそうだ。東京シフトが甚だしい。朝、昼、晩と出まくりではないか。
東京一極集中は少子化の帰結ではないかと結論できる。大阪の吉本芸人も向こうへ行ったら何も残らない不毛の文化地帯になってしまう。『雨の御堂筋』『大阪暮色』『大阪の女』いい歌やったなぁ。え~! 歌った歌手日本人ちゃうで~。
欧陽菲菲さん、銀桂淑さん、テレサテンさんであった。『君は真面目に語っているとすぐ本論から外れるねぇ』
(2024年6月15日)