ときどき日輝(63) ポイント貯めて守るべきものは無くなった
最近、現金を使わなくなった。財布の中に数千円、ほとんどカードになった。ほぼほぼガーデニングで現金も使わなくなった。ホームセンターに行ってポイントで払ってしまった。財布のお札はそのままゆっくりと寝ている。
この5月は支払い多い。固定資産税が来る。自動車税もある。健康保険もある。府、市民税も来る。唯一無くなったのが年金支払いであった。家内がめでたく60歳になっている。一括で払っているので出費が大きい。最近は自動引き落としの手続きを盛んに進めてくる。
自動引き落としにしてもよく読むと手数料がいるのでいつも振込にしている。ささやかな抵抗である。我が家はまだまだデフレ経済だ。より安いものがないか家内が見ている。それもポイント3倍とか5倍とかをよく見ている。
ポイントカードはグループ化していろいろ紐づけされている。そのたびに個人情報を入れているのでもう裸同然だ。マイナカードで個人情報がどうのこうのと言っている人ほど守るべき情報もない。この反対している人たちはカードを使わないのだろうか。
いろいろなところに自身の情報を晒しているのに政府に噛みつく。あちらこちらのカードをたくさん持って目いっぱい個人情報を晒しているのはあなたです。もうこの年になって守るべきものは少なくなった。何を守りたいのか。命か?
そのうち政府はポイントのバーゲンセールをする。長生きされると年金も保険財政も困るので60代死ねばポイント10倍、相続税30%割引き、70代ポイント5倍、相続税10%割引きなんて来るかもしれない。
中島みゆきさんの『有謬の者共』が好きだ。♬~間違えても人間、間違うのが人間。誰かが人間。あんたはまだ人間~♬。もうしばらくで君は椅子の上の蝶に変わっているぞ。中島みゆきさんは私と同学年だった。あの人まだおばさん顔だもんなぁ。
(2024年5月16日)