タロージィのひとりごと(34) 爆走する妄想老人、未来への旅を考える | 自分史の旅 tarojie

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黄昏の落ち葉が似合う年齢になった。何かを残すこともない過ぎ去る日々、何かストーリーを書いておきたいと思いブログを始めたものの面倒だと思う日もある。忘れること思い出すことできなくなるかもしれない。まだ真黄色な楽園ではない。少しは色もある萎びれ枯れて行く。

タロージィのひとりごと(34) 爆走する妄想老人、未来への旅を考える

 

むかしむかしアイザックアシモフというSF作家がいた。タロージィの好きな作家であった。といってもタロージィより30年ばかり早く生まれ今から30年前に亡くなっているミステリー作家でもあった。ロボットについてもよく書いている。

 

彼は15歳でコロンビア大学に入り天才かもしれない。大学院を卒業して教授にもなっている。彼の書いた大題の作品が実現しようとする時代に入ろうとしている。その20年前にはオッペンハイマーが生まれている。今年のオスカーに輝いた映画である。

 

彼の人物像を描いた作品でもあるがまだ見ていない。原爆についても考えさせられるが特段悪魔の研究ともタロージィは思わない。日本でもその当時核爆弾を研究していたぐらいだ。彼の原爆ができていなくても誰かが作ったに違いない。

 

いずれ到達し核分裂は人類が手にしてゆく科学エネルギーだ。エネルギーの中では現在最も巨大である。核といえば日本人の核アレルギーからは忌み嫌われている。核は平和利用の目的では医療から発電所、船など多方面に使われている。いずれ宇宙船にも使われてゆくだろうと思わされる。

 

現在の宇宙船では火星に行くにも8か月かかる。それを原子力ロケットに変えると45日で行くことができるらしい。まだ原子力ロケットはできていない。水素を推進力として使うと書かれている。そうすると月にある水資源が重要になる。

 

水素は電気分解で作ることができる。そこが見つかると月面基地の建設が始まる。その基地で原子力ロケットを組み立てるのだ。万が一失敗しても核汚染は無限の宇宙に放出されるだろう。月世界はもう米中の領土紛争みたいなものだ。

 

日本人の中では誰かが宇宙の核汚染だと言いかねない。科学の発展には原子力の利用は欠かせない発展だ。日本の科学力も相当落ちて来ている。昔、日本人はコンパクトなものを作る能力に極めて優れていた。ここで挽回しなければならないとタロージィは考えている。

 

3月に和歌山から飛ばしたロケットが発射直後爆発し落ちた。極めて残念に思った。『タロージィ、君は火星まで行こうとしているのか。しか~し、どう考えてもあの世の旅のほうが早いのではないかね』

(2024年4月10日)