『親になるということは、人生を生き直すこと』というようなことを聞いたことがありますが、
まさしく今そのプロセスを辿っているような気がします。
自分のこどもにはどういう人間になってほしいか、また自分はどんな親になりたいか?
そんなことを考え始めると、必然的に自分はどういう教育を与えてもらい、
どういう人間なのかということをかんがえますよね。
いきなり難しい話に突入していますが・・・。
でも私は結構楽しんでいます。
そんなときに出会った本がこちら。
- ひとの役に立つ人間になりなさい。徳は才に勝る。―人生でもっとも大切な2つの訓え/コウ チョン ヘソン
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在米韓国人の社会学博士にして、6人こどもを本当に立派に!育てたお母さんによる本です。
人生の価値観が一貫していることの大切さ、そしてそれを実践する方法などためになりました。
それにしても、この方すごいです。この家族はアメリカ教育省の研究対象になったそうです。
お子さん全員が超高学歴のハーバード or イェール or MTIのDoctor/Master だそうですが、
でもそれだけじゃないところがこの家族の奥の深さで共感を呼んでいるのだと思います。
この本のメッセージは、タイトルの2点に尽きます。
・ひとの役に立つ人間になりなさい。
・才能が徳より前面に出てはいけない。
そういって子育てをしたそうです。
この場合は、『徳』とは、
「自分より他人のことを考え、共同の利益を追求すること」
だそうです。
徳と才能の相乗効果をこんな風に言っています。
「才能だけなら、個人の域にとどまりますが、徳があれば、才能は他人にまで利益を与える。
徳は人々を感化し、努力を促し、さらなる才能を発揮するよう(学びの)モチベーションを高める。」
なるほど~ですね。
人生の中でとても基本的なことなのでしょうが、
気がつくと自分の事ばかりになってしまう私に、
カツっ!を入れてくれる良書でした。
ちなみに、蓮池薫さんの訳でしたが、読みやすかったです。