4月に入ったばかりだというのに、東京の桜はすでに散ってしまい、初夏のような暖かさの毎日ですね。
サロンから見える木々の緑もいっそう濃くなって、生命力の偉大さを感じる今日この頃です。
朝、サロンのベランダにある植物たちに水やりをしていると、そこはかとなくよい香りが漂ってきて、ハッとさせられる時があります。セージやローズマリーが清々しい香りを放っているのです。この香りをかぐと、今日も一日がんばるぞ!と元気が湧いてきます。ちょっと得したような、楽しい瞬間でもあります。
毎日精油を使っていますが、「この葉っぱから精油が採れるんだよなー」と思うとますます親しみがわいてきて「もっと大きくなってね」とつい独り言を言ってしまったり、そうつぶやきながら、指で葉っぱを擦って香りをさらにかいでみたり・・・
家庭で精油を蒸留してつくることはできませんが、身近に芳香植物があるだけで、こんなふうに香りを楽しむことができます。
そこで、今回は比較的育てやすくて、精油としてもよく知られていて、お料理にも使えるハーブの育て方をご紹介します。
もし興味があったら是非育ててみてくださいね
<伊藤>
スイートバジル(Ocimum basilicum)
シソ科の一年草。トマトとの相性は絶妙で、イタリアンによく使われます。
種まき:4~5月。発芽適温が高く、幼苗は寒さに弱いので、4月下旬以降が無難だと言われています。
植え替え:5月以降。本葉が6枚くらいになったら行います。
育て方: 日光を好むので、日当たりのよい、水はけのよい土で
育てましょう。気温の上昇につれてぐんぐん育ちます。
花が咲くと養分が取られて葉の風味が落ちるので、花穂は摘んでしまいましょう(摘蕾)。
摘んだところからわき芽がどんどん伸びるので、摘芯と摘蕾を繰り返しながら大きく育てます。
1ヶ月に1~2回液肥を施し、草丈が25cmぐらいに
なったら、随時葉を摘んで利用します。
8月に1度切り戻しをすると、秋は再び新芽が伸びてきます。
利用:ペーストにしてパスタに。トマト料理はサラダなどに。
フェンネル(Foeniculm vulgare)
セリ科の多年草。ヨーロッパでは「魚のハーブ」として知られています。
種まき:春と秋。種子は大きくよく発芽します。
移植を嫌うので、株間を約70cmとって数粒ずつ直まきし、間引きしながら良い株を残すようにしましょう。
育て方:支柱を立て、月に1、2回液肥を施して成長を促します。
葉は随時摘みとって利用できます。夏に開花したあと種を収穫します。種子が茶色っぽくなってきたら、茎ごと刈り取って、通気穴を開けた紙袋をかぶせて、逆さまに吊るして乾燥させます。
利用:葉は刻んでサラダ、スープ、グラタンなどに。
種(果実・シードともいう)はクッキーやパンなどに焼きこむほか、お茶にも。
【参考図書】 『ハーブ・バラエティー』