私が小学校の１年生の頃、
１日のお小遣いは１０円でした。
学校から帰ると、
母から早速今日の１０円をもらって、
喜び勇んで近所の駄菓子屋に行っていました。
今日はグリコのおまけつきキャラメルにしようか、
それともベビースターにしようかな、
量り売りのクラッカーも捨てがたい、
などとあれこれ考えながら
店の中を歩き回っている時間が、
とても楽しかったです。
子どもの頃は、
たった１０円でも、
あんなに豊かな時間が過ごせた。
ですから、
親戚が来て、
５０円でもくれようもんなら、
自分が大富豪になったかのような気分になりました。
いつものお小遣いの５倍ですからね。
年収が５倍になったくらいうれしかったんですよ。
私が子どもの頃と、今では物価が違いますが、
あの少ないお金を精いっぱい満喫しようとする精神は、
まさに豊かさ精神そのものだったと思うのです。
あの気持ちを忘れたくないなあと、
５０円くらいのロアンヌチョコクランチを食べながら、
ふと思いました。
それではまた
今日も素敵な１日を
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