もう何年も前の話です。
宇宙から、「未来の授業」という映像を
見せてもらったことがありました。
先生が、子どもたちの前で1個のりんごを見せて
「りんごは何個ですか?」って聞きます。
するとみんなは
「1個です」と答えます。
先生はそのりんごをナイフで真ん中から切って、
「さて、りんごは何個になりましたか?」と聞きます。
すると
切っても1個のりんごに変わりないから
「1個」と答える子どもと、
2つになったから
「2個」と答える子どもが出てきます。
すると先生は言いました。
「どちらも正解です」
「1個のりんごだとも言えるし、
2切れのりんごだとも言える」
「いいですか。
数字というものは、
何を基準にするかでいくらでも変わるものなんです」
「数字は絶対的なものではない
ということを忘れないでください」
「そして、
自分が数字を使う時は、
何を基準にした数字なのかを、
しっかり理解した上で使ってください」
っていう授業でした。
最後の言葉があまりに衝撃的で、
何年たってもこの映像をリアルに思い出せます。
地の時代に、
私たちは数字に支配されてきたところがありました。
数字で示されると、
あたかもそれが絶対的で揺るがしがたい証拠のように
思えてしまう。
そして、
数字で人間を序列化しようとする発想になってしまう。
お金がその最たるものです。
たとえば、
あなたが人の見ていないところで、
仕事をいつも丁寧にやり、
みんながやりたがらない仕事も
しっかりやっていたとします。
それなのに、
上司に対してネゴシエーションがうまい
大して仕事もできない人が、
あなたを出し抜いて昇進したり昇給したりしたとしますね。
その人と比べて自分の給料は全然少ない。
なんだか自分は損をしていると
思うかもしれませんね。
給料という「数字」だけ見れば、
受け取っている額の少ない自分が、
頑張ってる割には損をしているように見えますよね。
でも本当はそうじゃないんですよ。
数字では計れないあなたの仕事のスキルは、
大きく上がっている。
あなたがその会社を辞めて、
自分の好きなことを始めたときに、
そのスキルが大きくモノをいって、
結局、あなたを出し抜いたかのように見えた人よりも、
大きな豊かさを受け取ることになったりします。
数字にとらわれると、
真実を見失い、
無駄に動揺し、焦り、
自分を見失いがちです。
世の中には数字で計れないものがたくさんあります。
っていうか、
数字で表したところで、
それはある側面を表しているに過ぎない。
すべてを表すことはできないんですよ。
そろそろ数字信仰から脱却しましょう。
数字にとらわれるのではなく、
数字を主体的に活用する立場に立ちましょう。
そして、
あなたという存在は、
ありのままで完全なのだという
絶対的な価値に目覚めましょう。
それではまた



今日も素敵な1日を










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