昨日訪れた篠田桃紅美術空間の中に、桃紅さんの言葉も展示されていました。
その中でとても心に残った言葉があったので、みなさんにもシェアしたいと思います。
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いい墨ほど、さとく逃げる。
逃げるというのは、ほんとうは、書き手の状態を敏感に受けて表しているので、自分以上を、あるいは私にないものを希っていることへの墨の抵抗なのである。
墨はおのずからあるものには、無抵抗なのだ。
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「おのずからあるもの」
つまり、あるがままであるとき、
自然に最高のパフォーマンスができるようになっているということ。
本当はありのままで完全で、
必要なものはすべて持っていて、
その個性こそが財産で、
別なものになろうとする必要もない。
自分にないものを無理やり手に入れようとするより、
自分を知って、
その自分らしさを極めればいいだけ。
そこに誰にもまねのできないオンリーワンの境地があるんでしょうね。
だけど人って面白い生き物ですよね。
わざわざ遠回りして、
自分以外のものになろうとする。
そしてそのことに疲れ果て、
すべてを投げ出した瞬間に、
最初からすべてあったというパラドックスに気づく。
だから私はいいと思うんです。
自分以外のものになろうとする野望があるなら、それもそれで徹底的に追いかけたって。
気が済むまでやった方が、その欲望がちゃんと成仏してくれるから。
たとえそのために何度も生まれ変わって、
何度も同じ轍を踏んだとしても、
それも究極的にはやりたくてやってるんだから、
それもそれでよし。
それにしてもありのままってすごいことなんだなあと再認識しました。
昨日の記事にも書きましたが、不安も動揺も疑いも、全部そのまま抱
きしめる。
すべてを許し、闘わない。
それが本当のあるがままなんですね。
そんな本物のあるがままであるとき、
人はもっとも力強く、美しく、たくましくなれる。
そんな姿が人にも勇気を与える。
ってことはね、
不安や怖れを抱きながらも、
前を向いて生きている、
そんなあなたが完全だってことですよ。
そんなあなたが魅力的で美しいってこと。
そのことに今日はほんのちょっと目を向けてみてください。
「私は最高に素晴らしい」
そう自分に言ってあげてください。
今日はありのままで完全の光を流しますね。
もっともっとどんな自分でも許そうと思います。
そのままの私であろうと思います。
これからまた違う場所に移動しま~~す♪
それではまた
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