最期の一息 ~微笑んで天国へ旅立つということ~ | アラフォーからの健康美活宣言|Lifeplus Beauty

アラフォーからの健康美活宣言|Lifeplus Beauty

ライフプラスサプリメント愛用歴10年以上!アラフィフの私が考える「心もカラダも健康で若々しく過ごす秘訣」とは

久しぶりのブログ投稿になります

 

父が他界し、その後4年弱にわたり

自宅で母の介護をしておりました。

 

要介護認定 5

 

ベッドに寝たきりで自分では寝返りも難しく

おむつ交換はもちろん食事も介助なしでは食べられない状況でした

手や足が思うように動かなくなっていったのは

もともと母が若い頃からリウマチを患っていたこともあったとおもいます

 

父が膵臓癌のステージ4で抗がん剤治療を行なったとき

入院しなければならなかったとき

 

私の地元で一番大きく癌センターとされている某病院のあまりにもずさんな対応に

私は病院に対する信用はもちろん、信頼できない医師の態度に腹が立つばかりで

 

基本的に「自宅で介護する」以外の選択肢は

私のなかにありませんでした

 

実際母も必要に迫られ何度か入院をしましたが

病院ではもうダメだといわれたギリギリの状況のなかでさえ

無理矢理連れ帰ってきてしばらくすれば自宅で回復する

というのを、これまで何度も目の当たりにしてきていたので

特に自宅に連れ帰ることに対して不安に感じることなど一切ありませんでした

 

ただ今回は違いました

 

母はお願いしていた介護タクシーで病院から寝た状態のまま戻りました

お友達の看護婦さんに笑顔で別れを告げ

移動中の車の中では寄り添った娘に「ありがとう」と伝え

自宅ではこれまで一緒にサポートしてくれたみんなが次々に集まっては

母に声をかけ、今後のサポートについて考えてくれていました

 

父のときは

吸引機だけでなく、点滴や酸素もベッドサイドに準備して

私にできることはすべて対応しました

 

今回母のときは、吸引機のみ

点滴は、もうはいらなくなっていたようです

 

自宅に戻ってから

言葉を交わすわけではないけれど

何度か目を見開いては、私の顔をじっとみようとしてた母

 

「どーしたんね!?

「私はここにいるよ

 

夜は母の隣に置いたベッドで眠りました

母の介護ベッドの柵をはずし、手を繋いで寝ました

 

昼夜問わず、声をかけ続け

回復していくことがそれまでにもあったからです

 

ただその夜は、熱が… 夜中には高熱が出ていて

吐く息が荒く心配でした

昼間診てもらっていた時点で、薬も点滴も難しいと判断され

体を冷やして様子をみることしか出来ませんでした

朝にはお熱も落ち着きましたが、朝訪問看護の方がきてくれたときには、心音はもうほぼ聞こえなくなっていたようで、なんとか肺で呼吸をしているといわれました

 

 

 

最後の一息…

 

その瞬間に立ち会わせてくれたことは

母の最大の優しさであったと…

 

母はまたきっと元気になる!

って信じていたからこそ

 

「ありがとう」

 

の言葉も伝えることは出来ないまま

 

あれだけ…

父を看取ったとき

できなかったことばかりが思い出されて後悔をしたのに

やはりしてあげられなかったことばかりが思い出されて… 

 

父親と違い、母親は女同士ということもあって

言いたいことをそのままぶつけて

悲しい思いやさみしい思いをさせてしまったことを思うと

やはり涙がとまらなくなるけど・・・

 

微笑んだ顔のまま

眠るように天国へと旅立った母の顔に

私は心から救われました

 

真夜中や早朝など、時間問わず対応してくださった訪問看護婦さん

母の状況をきき、診察時間中にも関わらず往診に来てくださった医師の先生と婦長さん

日々の生活を共に支えていただいたヘルパーの皆さん

寝たきりでもベッドサイドにお風呂を組み立てはいれるようにしてくれた訪問入浴の皆さん

2階からおんぶや抱っこをして外の世界に連れ出してくれたデイケアやショートステイの皆さん

希望する介護ベッドなど、急なお願いにもいつも対応してくださった福祉用具の皆さん

そしてすべてのとりまとめてをしてくださったケアマネージャーさん

 

たくさんの方の支えがあって

このたびも父のときとおなじように

自宅で母を看取ることができました

 

共に支えていただいたすべての皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです

 

私は、私を私のままで受け入れてくれた両親のもとに生まれてこられて

本当に幸せでした!

 

「ありがとう」

 

これからも見守っていてください